2013年10月のバーベキューオフを最後に、3年近くオフ会を開催していないことに、若干の焦りを感じていた2016年夏。

 やるならここ、と昼食場所に決めていたお店「魚あら」の混雑具合と駐車スペースの確認のため、浜松へと下見に行ったのが8月21日のこと。
 11時の開店時間に間に合うよう大阪を出発すると…、と逆算した結果、前泊することに(笑)

 で、8月21日(日曜日)の開店30分前となる10時30分くらいに現場に着いてみると、意外にも駐車場に停められた車はちらほらとあるだけ。ネット上でも人気のお店なので、開店1時間近く前から駐車場がいっぱいになるくらいに混んでいたらどうしよう。その場合は、駐車スペースを探すか、他のお店にするか。。
 と考えていたのも杞憂に終わりそうです。

 というわけで、2か月近くの告知期間を設けるため、晩秋に開催を決定。もちろん、集合場所は昼食のお店に。
 昼食の後は、フリーで楽しめる、ここから車で20分弱の「春華堂 うなぎパイファクトリー」かな、と。もちろん、こちらも下見を済ませ、サイト上の掲示板に告知したのが8月25日のこと。
 当初、集合場所を未定、としていたのは、参加人数次第では変更もありうるとの思いから伏せていただけで、最大20人程度なら、このお店で集合しようと考えていたわけです。
 ありがたいことに、久々のオフ会ということもあってか、多くの方に参加の表明をして頂き、総勢10名が見えた頃、お店には、人数未確定として10~15名程度で仮予約。「11時に来て頂けるなら、何人でも大丈夫ですよ」みたいな、ありがたい言葉を頂きましたし、これで安心です。

 オフ会開催の数日前まで、僕たち自身を含めて12名程度が参加人数かな、というところで、参加表明して頂いているJさんから、3名の追加情報を頂き、総勢15名のオフ会になると判ったのは前日のこと。最後の連絡を頂いた頃、前泊のため、既に浜松市内におりました(笑)

 今回は、3年振りのオフ会ではあるんですが、16年前に開催した第1回のオフ会から数えて60回目に当たるんですね。もちろん、その大部分(8割以上)がキャバリエが現役だったころの2009年までの開催なので、キャバリエの実車が見られなくなってからは、めっきりオフ会も減ってしまいました。
 CLUB CAVALIERのオフ会でありながら、もう何年も前からキャバリエの姿はなく、今回も、個人的にはOB会的な感覚での呼びかけとなりました。

 その呼びかけに、多くの方に応えて頂けたのは、何よりの喜びです。


 オフ会当日、11月13日(日曜日)の天候は心地よい秋晴れ。
 集合時間の1時間前となる9時30分に、集合場所の駐車場に到着。主催者がギリギリの到着では様にならないので余裕を見ての到着となったのですが、さすがに一番乗りでした。
 もちろん、駐車場はまだガラガラ。しばらくは、皆さんの到着を二人でボーっと待つのかなぁ、と思っていた矢先に、やって来たのは30プリウス。横浜ナンバー? ドライバーはyuuさんです。最後にお会いしたときは水戸にいらしたと記憶しているので、横浜ナンバーに違和感があったんですが、今は横浜におられるとのこと。時の流れを感じます。
 今朝、早くに出発し、間に合うようにと走って来て頂いたのですが、到着が集合時間の1時間近く前ですから生真面目さの現れでしょうね。

 ほどなくして到着したのが、紅い尻尾さん(以降、尻尾さん)。こちらも、ナンバーを見たときは「誰?」という状態だったんですが、話を伺って納得。プライベートの話なのでどこまで書いていいものやらわかりませんので濁しておきますが、長期間、沖縄の方で勤務され、このたび勤務地が千葉へと移動になったと。で、生活の足として購入したのが、今の車。SUZUKIのハスラー。カーキ色のボディが職業を表しているなぁ、と(笑)

 少し間を空けて到着したのが、あかいちさん(正式名はあかいちさんで良かったでしたっけ?それとも赤い一番さん?)。トヨタ ノアですね。
 岡山県の倉敷にお住まいです。今回、最も西からの参加ですね。距離もあるので、てっきり山陽道・新名神経由かと思っていたら、「下道で来ました。しかも舞鶴まわりで」と。ま、まいづる!?
 京阪神の混雑する道路を避けるため北へ大きく迂回されたようなんですが、岡山から浜松まで大阪を挟んでほぼ一直線の移動に、大阪から北へ100km近くも離れた舞鶴を経由するとは、大阪に住む僕からすれば、驚きを超えて笑いが出ます。
 そのあかいちさん、車内から取り出してきたのは、グレーと白からなる犬のぬいぐるみ。もちろん、インディ君です。97年以降のキャバリエのマスコットキャラクターですね。ノアのボンネットに置かれたので、ならば、と僕も連れてきたインディ君をその横に置いてみました。
 そしたら、まさかの巨大インディ君をyuuさんが連れてきていて、ノアのボンネットがいっぱいに。
 この飾り付けが、後から来る方への格好の目印となったようです(笑)

 ここで、意外な事実が判明。あかいちさんと、紅い尻尾さん。赤つながりのお二人ですが、直接会われるのは初めてとのこと。あかいちさんはしきりに「オフ会への参加が少ないですから」と繰り返されてましたが、決してそんな印象はないんですけどね。

 次に来られたのは、洋一さんですね。HONDAのN-BOX。確か半年前の4月に納車されたばかりのはず。洋一さんのことは、あかいちさんもご存じでしたが、最近の体格になってからは初めてでしたでしょうか(笑)
 あかいちさんと洋一さんといえば、第3回の関西オフ。この時から一緒でしたよね。12台のキャバリエが集まった、このオフ。リーダーがキャバリエではなく、IKOさん運転のダリアブルーのキャバリエの助手席から降りてくる、という珍事があったわけですが、このときから、オフ会前日の魔物が囁かれてたわけです。が、16年経った今でも、魔物は健在でした。
 昨日、東名阪道四日市インターの手前を走っていると、フロントガラスからバシッと大きな音が聞こえ、見事な欠けが出来てました。飛び石です。
 見てもらった皆さん、口を揃えて「これはJさんに聞いてみないと」。「ですよね。。」

 次いで到着したのは、ひとちさん・ばいしんさんと娘さん。ひとちさんと最後にお目にかかった時は、まだ、この子がお腹の中でしたからね。3年間という時の流れを感じます。
 ひとちさんが掲示板で書き込んでいたより、かなり大人しく見えるのは、まだ人見知りをしているからとのこと。そりゃ、ほとんどの方が初対面ですからね。

 この時点で、到着しているメンバーは10名。皆さんの口から、「あと、誰が来るんでしたっけ?」当然の疑問です。
 そうこうしている間に、不釣り合いなほどの高級車が滑り込んできました。Audiのエンブレムが輝いています。世田谷ナンバーの…

 え?もしかして。。

 Jさんからこっそりと参加の連絡をもらっていた、しーなさん?
 運転席から降りてこられたのは間違いなく、しーなさんです。長らくのご無沙汰です。で、Jさんからの連絡に「2名で」とだけ書かれていたので、てっきり女性かと思っていたら、助手席からはダンディなおじさまが。
 あーっ。NGSW(ナガサワ)さん!? しーなさん以上にご無沙汰ですね。
 14年前(2002年4月28日)のスーパーオートバックス柏沼南店での集まり以来だと思います。NGSWさんからは「房総以来ですかね」と言われましたが、柏湘南の方がわずかに後でしたね。まぁ、どちらにしても懐かしい話です。
 NGSWさんから年齢をバラされたしーなさんをはじめとして、当たり前のことながら皆さん、2002年からは14歳、歳を重ねているんですよね。
 僕自身も、柏湘南の時点では、あと1週間と少しで30歳になる、というタイミングでしたからね。9さんが、エロサーティーズへようこそ、とか言ってましたっけ。

 その9さん(LD-9さん)ですが、ここのところ姿を見かけず、どうしたのかなぁ、と思ってたんですが…
 やってきました。黄色いプリウスで(笑)

 もちろん、運転席はJさんです。名古屋で9さんを拾って行く、とは聞いてたんですが、なぜに名古屋??という疑問符は消えず。それはどうであれ、お元気そうで何よりです。
 Jさんの黄色いプリウス。そういえば、実物を見たのは初めてでしたっけ。少なくとも、リアにウイングが付いたのは初めて見ました。「これが、あれ(僕の)と同じプリウス!?」とは、今日だけで何度も聞きました(笑)

 集合時刻の10:30を20分以上過ぎ、まもなく開店の11:00。
 これで14名。あれ?sakiさんは?

 と言っているところにフォレスターが滑り込んできました。ギリギリになるかも、と連絡があったようですが、ギリギリでしたね。

 ということで、15名、全員集合。全体への挨拶もそこそこに、昼食場所のお店「魚あら」へと移動。
 ちょうど、別グループのオフ会なんでしょうか、バイクの集団が到着し、入口がごった返してます。開店時間ともなると、さすがに一般のお客さんの数も増え、店先に備え付けられた席案内の(順番待ちを記入する)シートに何組もの名前が並んでいます。予約しておいて正解でしたね。

 案内された席は1階の奥。8人掛けテーブルを二つ使わせて頂きます。
 2列に並んだテーブルで、その外側に座ったので、もう一つのテーブルの方と話をすることがほとんどできなくて申し訳なかったですが、こちらはこちらで楽しめました。
 こちらのテーブルは、外側奥から僕たち二人、sakiさんの3名。内側奥からyuuさんたち2名、あかいちさん、洋一さんで、計7名。
 もう一つのテーブルは、内側奥から尻尾さん、しーなさん、ばいしんさんと娘さん。外側奥からNGSWさん、Jさん、9さん、ひとちさんの計8名。賑やかさでは、断然、こちらが上でしょうね(笑)


 奥、と表現していますが、奥側のガラス窓には浜名湖と港の眺めが広がり、見晴らしは非常に良いです。2階の窓からはさらに眺めが良いのですが、今日は、バイクの集団が借りているようですね。

 まずは、メニューを見てオーダーする料理を決めます。メニューはオフ会の案内ページにもリンクを貼っておきましたが、どれもが美味しいだけに、ちょっと高めではあります。僕らは、魚あらで最も有名な「活天丼」と、季節限定の「カキフライと刺身」。いずれも2,000円を超えるものです。

 皆さんそれぞれに決めて頂いたんですが、メニューをざっと見て「高っ!」とつぶやいたsakiさんが、「活魚あら定食(天ぷら)」という鰻付きの、このお店最高峰をオーダーしたのには、一同に驚きの声が。さらに拍車をかけたのが、sakiさんのひとこと。「僕、鰻が食べられないんですよねー」。一同の目が点に。
 どうやら逆説的な話で、本場浜名湖の鰻だけは食べられる、と。なるほど。

 向こう側のテーブルも早々にオーダーしたようで、最初にやって来たのは、9さんの前に載った「生ビール」でしょうか。さすがは助手席!

 料理を待つ間、しばらく時間がかかるだろうと思って、持ってきたのが20年前の懐かしの品々。サイト開設20周年記念オフですからね。
 1996年7月に大阪トヨペット布施営業所へ行ったときにもらったキャバリエのカタログや、当時の新聞折り込みチラシ、試乗の時にもらったクーペ2.4Zの見積書等々。それと、2000年のオフ会(第1回、第3回)の時に撮った写真。懐かしいものばかりです。

 96年にもらったカタログには、まだ「クロイソネイブルーメタリック」が載ってますし、「ゴールドファイアミストメタリック」はもちろんのこと「ブラック」も無かったんですよね。
 「ブラック、無いんですよね」と言ったあかいちさん。96年1月の納車でしたっけ。赤の2.4Zを一目で気に入り、試乗の時に購入を決めたという話を伺ってましたが、96年当時のカラーバリエーションって意外に少なかったんですよね。(参考までに:カラーラインアップ
 そこで思い出したのが、「あ、97年に『黒キャバ、誕生』とか、CMしてませんでしたっけ。所さんが。」と僕。皆さん「あぁ、そうそう」という感じでしたね。

 96年組と、それ以降とで、キャバリエへのイメージが違う、というのもあかいちさんとで共感するところ。
 なんたって97年からは「らくちん、キャバリエ」ですからね。96年はアメフトのスタジアムだったかにキャバリエが鎮座する威厳を感じるCMでしたから。
 もっとも、高級感というのは最上位グレードを値引きゼロで契約したあかいちさんと、最下位グレードを数十万円引きで買った僕とでは、密かに差があるところですが。。

 料理も続々と到着し、食事タイムに。
 皆さん、それぞれに、天丼あり、刺身あり、鰻ありと、美味しい料理を口にされてました。
 美味しかったです。
 ごちそうさまでした。

 駐車場に戻り、ここから、次のスポット「春華堂 うなぎパイファクトリー」までは隊列ではなく、各自移動で現地集合ということに。20年前はカーナビが付いていない車も多かったよね、という声もありました。確かにそうですよね。付いていても5インチ、とかいうのが多かったと思います。5インチというと、最近のスマホと同じようなものですからね。

 しーなさん、ばいしんさん運転の車が出た後、sakiさん、Jさん、尻尾さん、yuuさん、洋一さん、僕の順で出発。
 お子さんがいるからと早めに離脱することを宣言していたばいしんさんには、うなぎパイファクトリーで集合写真を撮るので、そこまで一緒に行って欲しいとお願いしてます。位置的には東名の浜松西インターへの途中ですからね。

 途中、信号待ちで停まった交差点で、魚あらの2階で食事をしていたバイクの集団に追い越されました。総勢20数台。ここまでの数に囲まれると怖さを感じます。
 旧東海道の松並木の下を走り、浜名湖を左手に見ながら、浜名湖に注ぐ新川を越え、7.5km、およそ20分で、うなぎパイファクトリーに到着です。

 人気のある施設で、駐車場も複数個所に分散してあり、駐車場所は係員に指示(誘導)されるため離れ離れになってしまうかも、と思っていたんですが、各自で移動したとはいえ到着タイミングが似通っていたため、同じスポットに誘導されました。
 幸い、というのか駐車場の奥の方で、車の流れが少なかったこともあって、まずはここで集合写真。本当は、工場の前で撮りたかったんですが、混雑していて撮れない可能性もあるかな、と。もっとも、車種もバラバラで、工場らしい雰囲気も無いので、何の写真だか判りませんが(笑)

 ひとちさんところにはもう少しお付き合い頂いて、工場の前へ。
 ここには春華堂のトラックが展示されていて、荷台には巨大なうなぎパイが飾られています。ここで、もう1枚、集合写真。
 なぜか(どういう会話が交わされたのか不明なのですが)、9さん、NGSWさん、洋一さん、しーなさん、sakiさんと男ばっかりで手をつなぐ、という妙な集団の写真となりました。おまけに、座ったのが一人だけで、あとは一列に並ぶ、という今までにない構図で。。

 工場見学には、見学ルートをフリーで回るタイプと、ガイドに案内してもらうタイプとがあるんですが、案内してもらう方は、人数を確定しての事前予約が必要だったので、今回はフリーで回ります。代表による申込用紙への記載なので、幼児1名を含む15名と記載。ばいしんさん・ひとちさん親子にも、とりあえず入ってもらって、駆け足で見て頂こうかな、と。見学の出口が工場直販の売店になりますし。入口から直接、売店だけにでも入れるんですが、工場見学をすると、1名にひとつ、記念のお土産を頂けますので。。

 到着のタイミングがちょっと悪かったのか、ガイド付きツアーが始まったところで、その列が先に進むまで、フリーの組の出発も待って欲しい、と。
 というわけで、入口で15分ほど待たされてからの出発。
 入るといきなり、うなぎパイのオーブンが見え、細い生地が徐々に膨らんで製品の形になっていく様子が見えます。

 しーなさんとNGSWさんが、ガラス越しに興味津々に見られていたのが印象的でした。

 階段で2階へと上がります。階段手すりの支柱がうなぎのデザインになっているところが、凝ってますよね。
 2階からは、焼きあがったうなぎパイを袋詰めし、検品して箱詰めする一連の作業が見渡せます。生地の仕込は職人の手作業が入っているそうですが、袋詰めから箱詰めは、驚くほど高速の機械作業なので、スピードがあって見ていて飽きないんですよね。
 2階にはベンチがあったりと、休憩場所にもなっているので、ぼーっと工場で働く人々の様子を見るのにも最適です。

 で、なぜに時間を持て余しているのかというと、工場の様子を紹介するムービー(10分ほど)が繰り返し上映されているんですが、ガイド付きツアー客のための回、というのがあるようで、フリーの見学者が待たされている、と。
 「リーダー、見るの?」と何名かから聞かれたんですが、これを見ないと、もう工場見学も終わりなんですね。この先は、カフェと売店があるだけです。
 そんなわけで、10分ほど待って、上映されるのを見ました。
 (食事の後の昼下がりに、じっと椅子に座ってると、眠たくなってきたのも事実ですが。。)

 昼食から間が空いていればカフェでお茶をしてもよかったんですが、足を止める人もいなかったので、そのまま1階の売店へ。
 ここでは、銘々、お土産の購入です。
 春華堂は東海エリアでは非常にメジャーな会社なので、駅やサービスエリア等でも買えるんですが、中に工場限定のものがあったりしますので、SAなんかでチェックしてから来るのもいいかもしれないですね。

 ひとちさん・ばいしんさんとは途中で分かれていたので、12名で駐車場へと戻ります。
 ここからは、これまでのオフ会と同じく、車を前にしての立ち話。1時間近く話してましたでしょうか。
 車の話や、それぞれの生活の話、いろいろと話をしましたね。

 そんなこんなで、遠方から参加の方も多いことから、早めのお開きに。
 みんなで輪になっての、いつものお開きの形です。
 この場で、次回開催を要望する声が聞かれたのは嬉しかったですね。「次回は、25周年と言わずに…」との声もありました。
 次回の日程は未定ですが、ぜひ、やりたいですね。

 最後の締めはこの言葉で。
 「おうちに帰りつくまでがオフ会です。安全運転でお帰りください!」
 ありがとうございました。

 また、次回のオフ会でお会いしましょう。

 文責:Tsucchy

(終わり)