■1日目

 2009年6月6日。50回目を迎えるオフ会の当日です。
 2000年3月に、CLUB CAVALIERとしての第1回目のオフ会を開いてから9年。年平均5回~6回の開催を重ね、50回目という節目を迎えることができました。まぁ、実際にはノーカウントにしたオフ会が結構ありますんで、本当の意味での50回目は既に済んでるんですが、今回の「50回」は、ある意味CLUB CAVALIERの転機になるかも知れない、という大きな意味を持つオフ会になるのかなと思います。

 事前に連絡を頂いた参加者は、我々を含めて、宿泊が9組12名、7日のみ参加が2組3名の計15名。で、肝心のキャバリエの数は…、4台ですね。ま、CLUB CAVALIER は、キャバリエを通して知り合った仲間の集い、ですから、その辺は気にせずに参りましょう。

 さて、レポートですが、どこから始めましょうか…。
 集合場所は、宿泊先にも程近い長野県茅野市の茅野市運動公園です。その第二駐車場に14:00に集合、としています。
 そこから始めてもいいんですが、書き出しは、もう少し前の13:30頃から。

 駒ヶ岳サービスエリアでランチを終え、集合場所直前の諏訪湖サービスエリアにも立ち寄ったんです。理由は今回参加のLD-9さんから、走行中に2度も着信があったから。何事かと車を停めるなり電話をしたんですね。
 「集合場所に着いたけど、誰もいない」とか、「何かのイベントで集合場所の駐車場に入れない」とか、いろいろ不安要素が頭をよぎったんですが、9さんの電話は、「(リーダーのプリウスに)追い抜かれた」と。
 9さんのキャバリエを気付かずに追い抜くはずはない、と思って聞きなおすと、一つ前の辰野パーキングエリアでJさんと休憩中、プリウスが諏訪方面に走り去るのを目撃されたのだとか。リアガラスに初代プリウスの大きなステッカーを貼ってますから、「間違いない」と(笑)

 わざわざ電話をかけて場所を聞いてきた、ということは「待っててね」ということかと、しばし諏訪湖サービスエリアの売店で買い物をしていると、入口付近に9さんとJさんの姿を発見。一緒に集合場所まで車を走らせるのかと思えば、二人して「モスに行ってきます」とのこと。
 集合時間以降の予定に「昼食」を入れていないので、食べてきてもらえる、と思ってたんですけどね。

 ともかくも、ハンバーガーを食べに行くお二人を見送って、お土産を物色していると、「不審者3号発見!」という怪しげな掛け声があり、振り返ってみれば、「まるうさん風」の方が立ってました。とっさに状況がよくつかめなかったんですが、目の前の方は、まるうさんに違いないですし、オフ会に参加するとはまったく聞いてなかったですし、あれれ?という感じで。
 新潟からわざわざ車を走らせて頂いたとのことです。宿は松本市内に取られているとのことですから、集合場所までの参加ということなんですが、ひとまず、集合場所でお会いしましょう、ということでお別れしました。

 モスで本格的に食べているお二人に、「先に行きます」と伝えて諏訪湖を後にしました。
 諏訪湖サービスエリアから数分で諏訪インター。オフ会の案内ページに書いたとおりに走ること5分ほど。公園大橋の交差点を右折すると、集合場所もすぐそばです。

 集合場所の第二駐車場の奥に、2台の車が停まり、3人が立ち話。間違いない、と思うものの車には見覚えがないんですね…。
 近付いて停めた後、さっそくご挨拶。

 久しぶりにお会いするのがDishさん。Honda Edixでの参加です。…なんか、すごいです。でも、すみません。ベース車を知らないんで、どこが違うのかが…(笑)
 ともかくも目を引いたのはホイールですかね。それと、薄ーいタイヤと。車内後部に仮眠できるスペースがあるのもびっくりです。恐ろしく素人っぽいコメントですみません…。
 その隣に停められているのは、SUBARU R1。ばいしんさん、ひとちさんペアです。こちらの車も普通ではない雰囲気を漂わせているんですけど、ひとちさん曰く、全く触ってない、と。そのシートもノーマル?というカラーですが、ノーマルらしいです。つい最近、購入されたそうですが、昨秋のうどんオフのティーダに続き、「誰の?」という表情で見てしまって、すみません。

 続きまして、まるうさんの登場です。TOYOTA BREVIS。まるうさん、イコール和歌山という印象が強いだけに、新潟ナンバーには違和感を感じてしまったんですが、降りて来られたら、風貌も喋り口調も、数年前から変わらずそのままですから、妙な安心感はありました。お連れさんと2名での参加です。
 とはいえ、本日の宿泊には参加されないんで残念ではあるんですが、明日の白樺湖には顔を出して頂けるとのことですから、ありがたいことです。

 続いて、2台のキャバリエが登場。黄色のJさんと、マンチェスターのLD-9さんです。集合時間になってもハンバーガーを食べてた、とはまるうさんの弁ですが、確かに既に14時を過ぎてます。というか、僕が到着したのが既に14時でしたからね。

 時を同じくして駐車場に滑り込んできたのがSUBARU Forester。sakiさんの到着です。
 今にして思えば、CLUB CAVALIERのオフ会にキャバリエ以外で参加した「走り」ですよね。当時はキャバリエの中にあって異端児でしたが、今では、CLUB CAVALIERのオフ会なのに、キャバリエの方が少数派ですからね…。まぁ、プリウスの僕が言うな、って話ではあると思うんですけど。
 そうなんです。今回のオフ会は、関東・中部・関西から、部分参加を含めて12組17名(飛び入りのまるうさん組を含む)で、そのうちキャバリエが4台だけですからね。しかも…(この続きは二日目に)。

 今回は、前回の駒ヶ根での信州オフの時のように、集合場所から宿の間に観光的な要素は入れてませんので、それもあってか宿から参加、という方も3組おられます。ですので、sakiさんの到着で全員集合です。
 その後も、集合場所の駐車場でしばらく雑談を続けていたんですが、宿には16時には入る、と約束をしており、まるうさんには申し訳なかったんですが、移動を開始しました。向かうはマックスバリュ茅野店です。

 集合場所からはわずかに3kmほど。ほんの数分で到着です。Jさん以外は一団で走ってきたので、奥まった駐車場にまとまって停められたんですが、信号待ちにひっかかったのかJさんだけは、一団の姿を見失って、別の場所に駐車です。
 ともかくも無事に合流して、店内へ。

 ここで、夜の宴会用のお酒とおつまみの購入です。当初、各自が飲み食いできる分を各自で購入、と考えていたんですが、結局、アルコールだけは各自で精算してもらい、おつまみは一括で購入しよう、ということに。

 そんなわけで、アルコール類以外にもいろいろと購入し、何袋ものビニル袋を手にして、駐車場に戻りました。
 ばいしんさんが車に積まれていた「折りたたみ式のクーラーボックス」(缶が5~6本しか入らないようなサイズのものは折りたたみ出来るのを見たことはありますが、本格的な大きさで折りたたみ式は、初めて見ました)にビールやチューハイと氷を入れさせてもらい、宿に向かって出発です。

 県道192号線、いわゆる「ビーナスライン」を走ること15分。湖というより池のような大きさの蓼科湖を右手に見た後、幹線から少しそれた道を走ると、本日の宿泊場所「蓼科グランドホテル 滝の湯」が見えてきました。
 想像していたよりも立派な建物で、玄関前に車を近付けると数名の従業員が走り寄ってきて、さっそく手厚い持て成しを受けました。ひとまずは12名というグループの幹事ということで、フロントでチェックイン。先着組(7名)がまだ全員揃っていないので、玄関前に停めていた車を駐車場へと移動させに外に出たんですが、敷地内の駐車場では、なぜか撮影会が…。フロントで、チェックイン業務を待ってもらっていることもあって、「撮影は、明日もできますから…」と声は掛けたんですが、確かに撮りたくなる眺めではあります(笑)

 玄関横に「歓迎 辻村 御一行様」と貼りだされていて、「あれ、クラキャバじゃないの?」というツッコミはありましたが、すんません。そこまでのネタは用意してません。
 チェックインを済ませ、6階の客室へ。団体としての行動は、18時30分からの夕食とし、それまでは各自で温泉に行ったり、くつろいだりしてもらおうかと。今回は、1名参加が6名ですので、3名の相部屋とさせてもらったんですが、そのうちの1室を「集会所」として、夜の宴会や、レストランへの移動までの待ち合わせ場所として使わせてもらうよう話をして、一旦解散です。

 解散後は皆さんすぐに温泉へと出向かれたようなんですが、僕たち二人は、ちょっと間を開けてみました。というのも、僕が駐車場へ移動させている間、フロント近くで待っていてくれた彼女が「続々と『女性客の団体』が到着したのを目撃した」そうなんです。というわけで、今、温泉に向かえば、芋の子を洗う状態になってるんじゃないか、と。
 そんなわけで、タイミングをずらす意味も兼ねて、ホテル内の散策。
 フロントは2階にあたるんですが、エントランス横には広いロビーがあり、その奥にお土産処「やまびこ」があります。比較的広い売店で、各種お土産物や地酒なんかも。その中に、「信玄鍋の素」なるものがあり、なんだろう?と思ったんですが、その答えは夕食にありました。

 売店で、いろいろと物色していると、さらに続々と、まさに次から次へと団体客が到着。しかも、大半が女性。二人顔を見合わせ、「早く温泉に行った方が、まだマシじゃないの?」と。というわけで、温泉へ。
 客室から出たところ、ちょうどひとちさんが入れ替わりに戻られたところで、「今からですか?」と。
 「よかったー、女湯に似た人がいたので声を掛けようと思ったんですが、やめといて良かったです」。あ、確かにそれは別人ですね。良かったです(笑)

 エレベータを3階で降り、そこから建物内を結構歩いて屋外へ。さらに石段を登ったところにあるのが、このホテル自慢の「信玄野天風呂」。ガラスの向こうに景色の見える内湯の「渓流風呂」と、開放的な野天風呂があります。
 というわけで、まずは内湯へ。

 「リーダー、遅いー」と声を掛けられた方を見ると、男性陣が(って、当たり前ですが)温泉に浸かってました。その中に、ELさんの顔も。あれ?意外とお早い到着で…。というか、無事に部屋に入られたんですね。挨拶をしながら、そんなことを考えてると、9さんから、「最初の挨拶が裸かよ。失礼にもほどがある」と笑いながらコメントが。確かにね(笑)

 先に出て行かれた一行を見送った後、ゆっくりと温泉に疲れを落としました。眺めもよく、それ以前に天候も良く、露天風呂日和ですよね。
 サウナもあったようなんですが、温泉だけで身体が火照ってしまい、露天風呂で上半身を鎮めて上がりました。


 18時30分からの夕食を前に、15分頃に集会室に赴くと、すでに何本ものビールの空き缶が並んでます。あ、出来上がってる…。食べ放題なのに…。
 まず空き缶に目が行ってしまったんですが、奥の椅子には、IKOさんの姿がありました。お久しぶりのご挨拶です。mitさんも、到着して温泉に入ってるとのことですし、全員無事に到着のようですね。

 30分近くになって、mitさんの彼女も姿を見せましたので、全員でレストランへの移動開始です。
 15分頃に浴衣+靴下姿で集会室に現れた僕が、洋服に着替えていたのを「あれ?」と思われた方も多かったようですが、大きな意味はありません。フォーク&ナイフを使うのに、浴衣じゃ袖が気になりそう、というだけの理由です。あ、浴衣にウエストポーチは似合わない、というのも理由かも。

 2階にあるレストラン「パレスサンシャイン」では、12名用の長いテーブルを用意して頂いており、ありがたい限りです。事前の打ち合わせでは、大きなテーブルは用意できず、4名×3テーブルになる、との話でしたので…。
 もっとも、食事の関係で一人ずつの間隔は広く、12名並ぶと端と端の距離は結構なものがあるんですが、「団体さん」の雰囲気は出ますよね。

 各席には刺身、卓上鍋、その他数品があります。でもメインは、後で運ばれてくる「牛ステーキ」です。
 別注のビールで乾杯。乾杯の音頭は、第50回の記念オフということで、第1回にも参加のIKOさんにお願いしました。リーダーは締めの挨拶に…ということらしいので。
 第50回に相応しい、大人な言葉で乾杯です。IKOさん、ありがとうございました。

 牛ステーキが運ばれてきて、皆さん、完全に食事モードですね。ステーキはオリジナルソースを付けて頂きます。このステーキが食べ放題なんです。最初のお皿は運んできてもらえるんですが、お代わりは、レストランの特設コーナーで焼いているところへと貰いに行くんですね。さっそく腰を上げたのはDishさんだったでしょうか。
 ステーキとはいっても、食べ放題だけあって、そんなに肉厚はなく、オリジナルソースを付けると焼き肉っぽくなるんですが、それはそれ。美味しいんで許せます。

 みなさん、何度か席を立たれ、十分に食べられたことかと思います。
 ステーキ以外では、卓上の固形燃料で温められた鍋が目を引いてますね。これがホテル名物の「信玄鍋」。白味噌仕立ての出汁に、野菜、牛肉、蟹爪さらにうどんまでが入ってます。ステーキを食べすぎたお腹には結構苦しく感じる数々ですが、ふと周りを見渡すと、すでに皆さん、食後のまったり感が漂ってます。

 僕一人が黙々と食べてる状態で…。
 最後にデザートのパイナップルをお腹に収めると、「もう何も入らない」という感じです。

 部屋に戻ると、チェックイン時に聞き間違えたのか、二人部屋と三人部屋が逆になっていて、僕たちとばいしんさん・ひとちさんの部屋に布団が3組、3人ずつの相部屋に布団が2組敷かれてます。
 どうやら部屋割を間違ってしまったようなんですが、今さら部屋の入れ替えも面倒なんで後で布団を移動させよう、ということで決着し、宴会は引き続き集会室で行うことにしたんですが…。

 何かが違う!

 みなさん食べすぎで、「もう飲めない」状態です。
 前回の駒ヶ根オフでは、夕食が散々だったんで宴会で飲み直し・食べ直し、という雰囲気だったのに、今回は夕食で満足できた、と。今回の主催者としてはありがたいことです。まぁ、急いで飲む必要もないですし、ゆっくりしましょう。

 というわけで、ビールよりも焼酎ですね。Jさん持参の焼酎から。茨城県水戸の「漫遊記」という芋焼酎です。
 プラスチックのカップに焼酎と氷を注いで水で割って…。結構、濃かったんですが、飲みやすかったですね。

 諏訪サービスエリアで話のネタにと買ってきた「わさび柿の種」と「信州限定・一味キットカット」を配ったり、マックスバリュで買ったおつまみを食べたりしながら、ちびちびと焼酎を頂きました。

 途中、温泉に入る人、仕事の電話で中座する人ありで、常に12名が一緒にいたわけではないんですが…。
 あれ、9さんは?

 「リーダーの部屋で寝てますよ」と。なぜに(笑)

 1時間近くが過ぎ、さすがに9さんを寝かせたままだと面白くないんで、みんなで襲撃です。襲撃の場面をデジカメの動画で撮ってみたんですけどね。公開するほどのものではないなぁ、と(笑)
 そんなわけで、やや寝ぼけ眼の9さんを迎えて宴会の再開です。

 話もお酒も、ガンガン飛ばすほどではなく、のんびりとした雰囲気が漂ってます。

 明日の朝から参加される三上さんから集合場所の確認のための電話があったり、今回参加できなかったakiracchiさんに緊急召集の電話をかけたり。あ、その前に、テレビで映画を見てましたっけ。僕がテレビを見ているシーンを写真に撮られて、おまけに変な名前を付けられて(笑)

 Dishさんを中心として、何名かが駐車場に車を見に立ち上がったんですが、結果的には大半が向かわれたんでしょうか。部屋に残ったのは僕たち二人と9さん、それにmitさんの彼女とばいしんさんの5人だけ。ばいしんさんが残った理由ですか? もはや動けなかった、ということでしょうか…。すっかり沈没してました。

 駐車場での様子は判らないんですが、部屋の方の記憶もあんまりありません(笑)

 皆さんが戻ってきてからも、しばらくは飲んでいたんですが、日が変わりそうな時刻になったこともあり、お開きとしました。
 明日の朝から参加される方のためにも、遅刻はまずいですからね。

 というわけで、おやすみなさい。。

■2日目
 6時20分頃に目を覚まし、早朝の温泉を楽しんできました。
 温泉ではどなたとも出会わなかったんですが、後から話を聞くと、皆さん行かれてたようですね。

 8時から朝食です。昨日と同じレストランでのバイキングです。
 テーブルが決まっているわけではなく、バラバラの着席となったんですが、朝食ですしね。食事前の挨拶も考えてないですし。

 和洋中のバイキングで、昨日の夜にも懲りず、朝からまた食べ過ぎてしまった感はありますが、心地よい寝覚めと気持ちいい温泉とで食欲も増した、ということでしょうか。珍しかったのは「梅がゆ」。桃色の粥で、ほのかな酸味がまた食欲をそそります。
 最後にデザートを、これまたいっぱい食べておしまい。
 やっぱり食べすぎです…。

 9時15分に集会室に移動。
 あれ、三上さん…。

 てっきり本日の集合場所となっている白樺湖からの参加かと思っていたんですが、ホテルから、しかも客室からの参加に驚きです。よく入れましたね、と。ただし、ホテルの敷地内にある駐車場には入れてもらえず、少し離れた第二駐車場に停めさせられたのだとか。
 そりゃ、朝からあんな車で乗り付けられて、車から降りてきた男があの風貌ですから、従業員の方も、さぞ驚かれたことでしょう…。
 そう、今日はデロリアンでの参加です。

 全員でフロントに下り、チェックアウト。
 玄関前で、見送りの従業員の女性にお願いして、集合写真を撮ってもらいました。そういえば、オフ会の集合写真を第三者の方に撮ってもらうのは初めてかもしれませんね。
 駐車場での撮影会が数分続きます。
 昨夜の撮影会には参加していないので、mitさんのマンタグリーンのキャバリエ・クーペ、ELさんのアリオン、IKOさんのフーガは初めてになります。今オフ初めて、とはいえ、mitさんのキャバリエは、過去に何度も目にしてますけどね。
 ELさんのアリオンは、確か’07年に乗り換えられたと思うので、今回がホントの初めてですね。

 各ドライバーに集合場所の確認をして、移動開始。プリウスのリアシートには三上さんが座ってます。少し離れた駐車場までの足、です。

 駐車場で三上さんと別れ、白樺湖に向けて出発。ELさんが先に出られたので後を追ったのですが、ビーナスラインへの出口で、既に見失ってました。と、左手前方にアリオンらしき白いセダンが走ってるので、迷うことなく左折。実は、ここから大きく二つのルートに分かれるんですね。一つがそのままビーナスラインを走り、スズラン峠を越えるルート。そしてもうひとつが、昨日来た道を少し戻り、音無川沿いに走るルート。僕はカーナビの設定で峠を選んでましたから、納得して左折したわけです。後ろには、ばいしんさん・ひとちさんのR1も見えてます。…が、その後が続いてないんですね。

 とはいえ、救援の電話もないですし、別ルートを走ってる、ってことなんでしょうね。
 順調に走り、ピラタスの丘近くで信号があり、初めての停車。
 前を走る車に接近して、初めてアリオンじゃないことに気付いたんです(笑)

 ということは、R1と2台だけなんでしょうね。こっちのルート。

 ともかくも無事に峠道を越え、10時ちょうど、白樺湖畔南側駐車場に到着です。
 大きな駐車場には、ほとんど車の姿はなかったんですが、白いキャバリエ・セダンの姿がありました。沼津ナンバーの白キャバリエはyuuさんです。いつものお二人での参加です。静岡から茨城に移られたとのことですから、長い道程になってしまっただけに、参加して頂いてありがたいです。
 yuuさんが駐車場で待たれているとき、キャバリエが近付いてきて、オフ会に参加のメンバーかなぁ、と思っている間に遠ざかって行っちゃった、との話を聞かせてもらったんですが、関係のないキャバリエだったようですね。

 ほどなく、残りのメンバー8台が到着。ここから撮影会の開始です。

 照りつけるほどの太陽でもなく、爽やかな高原の雰囲気がいいですね。バックに映る濃い青の白樺湖と湖の向こうに見える緑の山々、それに青い空と白い雲。絵になります。その中でひときわ目立ってるのが、黄色のキャバリエですかね。

 mitさん、9さん、Jさんの3台のキャバリエが並ぶ横のスペースに停まっていた他の車が移動したこともあり、yuuさんのキャバリエを横並びにして頂きました。4台並びのキャバリエです。2000年のオフ会初期の頃、4台程度ではミニオフなどと称してましたが、キャバリエがこうして4台並ぶ光景も、見納めに近くなってきましたね。
 昨日の「しかも…」の続きになるんですが、既に掲示板等でも公表されてます通り、Jさんは6月中にも新型プリウスに乗り換えられます。9さんも年末までには乗り換えられますし、yuuさんも、Jさんと時を同じくして新型プリウスへの乗り換えです。
 つまりは、この4台のキャバリエも、あとホンの少しで2台になり、年内にはmitさんの1台だけになる、と。

 もちろん、全国からすべてのキャバリエがなくなってしまうわけではありませんが、来年には非常に希少車になるのかな、と。
 ’96年に販売が開始されたキャバリエは今年でまる13年。エコカーへの乗り換えで25万円の助成金の対象になりますし、ますます拍車がかかりそうな予感です。
 この50回目の記念オフを大事に思い出として、また写真として残しておきたいですね。

 こうして思いに耽っている間に、まるうさんも到着。総勢17名となりました。
 さぁ、集合写真…、と思った矢先、突然IKOさんのフーガが動き出したんです。

 何だろう、と思ってると小高い山を背景にしたマイカーの撮影でした。

 フーガが戻ったところで、いよいよ、と思えば、今度はJさんが、9キャバのマンチェスターボンネットの上に妙なグッズを展開。キャバリエのプラモデルに本国GMのキャバリエのミニカー。それになぜかサターンのステッカー。
 黄キャバのフロントガラスには、所さんがCMをしていた時代のキャバリエの…、何でしたっけ? 小型のレジャーシート?が広げられ、異彩を放ってます。

 そんなこんなで、ようやく集合写真の撮影です。

 その後は、Jキャバ、9キャバ、mitキャバの撮影会に、デロリアンの撮影会。
 腹這いで地面スレスレからのアングルで写真を撮る人あり、またその妙に入れ込んだ人々を撮影する人あり、で爽やかな天候に包まれた穏やかな時間が過ぎて行きました。

 11時30分頃でしょうか。これから河口湖に向かうというまるうさん組、茨城への遠い道のりを帰られるyuuさん組、相模湖でのEdixのオフ会に参加するというDishさんが相次いで会場を後にされました。

 残った12名は、これから昼食です。バイキングでお腹が若干重いんですが、蕎麦なら大丈夫だろう、と選んだのがガイドブックにも載っていた利休庵というお店。ここから4kmほど北にあります。

 ここでもなぜか、みなさんのルートとは離れ、1台だけ、白樺湖の西を回ったんですかね。ほぼ同時に出発したこともあって、途中の交差点で合流しました。ちょうどJさん、9さん、mitさんの3台のキャバリエの直後に付いたので、走行シーンを狙ってみました。キャバリエの走行中の写真を撮るのは、いつのオフ以来ですかね。結構いい写真が撮れました。

 利休庵に到着し、同時に到着したそこそこの規模のツーリンググループと先を争う形となったんですが、先鋒ばいしんさん達のおかげで、待たずして12名分の席を確保できました。
 お店の売りは「十割そば」。表の看板にも「本日十割そばあります 限定40食」とありましたから、昼過ぎのこのタイミングで残ってるのかな、と聞いてみたところ、まだ大丈夫とのこと。
 ちょうどその時、別グループのテーブルに「なんだこりゃ」と思わせる物体が運ばれていて、聞けばこれも名物の「かき揚げ」とのこと。で、僕たちは迷わず、「十割そば」と「かき揚げ天ざる」をオーダー。
 運ばれてきたかき揚げは、ちょっとしたタワーですね。写真を上から撮ってしまったので立体感に欠けますが、まぁすごいです。

 朝にしっかり食べた、という9さんは、なぜか蕎麦に加えて卵かけご飯をオーダー。新鮮な卵が美味しいのは判りますが、それは食べすぎでは…。

 十割そばと二八そばの食べ比べは、モソモソ感が違うとは思うんですが、どちらも美味しいです(笑)
 かき揚げの方は、最初の「崩し」が難しく、かなりバラバラになってしまったんですが、中までしっかりと揚がっていて、こちらも美味しかったです。

 食べ終わった後、せっかくなんで、と、もうひとつの名物、ダッタンそばのチーズタルトを頂きました。自家製っぽさが良かったですね。

 というあたりで食事もおしまい。
 今回のオフ会もお店の前でお開きです。幹事として、リーダーとしての締めの言葉で解散しました。


 2年半ぶりとなる宿泊オフ。相変わらずのノリで楽しめました。キャバリエを通じて知り合ったメンバーが、キャバリエから乗り換えた後も、こうしてオフ会に参加してもらえるということ、とてもありがたく思っています。
 CLUB CAVALIER の活動は、キャバリエが何台になったからやめる、というものではなく、これからも、みなさんとの交流が続く限り、存続させていきたいと思っています。この50回は一つの節目だとは思いますが、これによって変わることなく、100回でも200回でも続けていければなぁ、と思っています。

 今回参加頂いた皆さん、ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。

 文責:Tsucchy

(終わり)