8月13日。天候は晴れ、…のはずなんですが、幹事のLD-9さんが遅刻という事で雨が降る可能性のある大阪南港フェリーターミナル。
 今日は様相の変った関西メンバーのお披露目オフということで非常に楽しみな集まりとなりました。普段の関西地区でのオフなら間違いなく食べて喋って終わり、なんですが今回は珍しく車を眺めるタイムが増えそうです。

 フェリーターミナル前のロータリーをくるりと一周したんですがキャバリエの姿は見えず。集合場所として「フェリーターミナル」とあるだけで、細かな場所指定がなかったもんですからターミナル前のロータリーなのか、フェリー時間待ちの駐車場なのか、近くの路上なのか全くわからなかったんです。でも、見つかりました。さすがは目立つキャバリエ。黄色のTRDは間違いなくJさんのクーペです。
 近くまで走っていくとその前に赤いクーペが見えました。側面に大きな「cavalier」のロゴが入った2.4Zはmatsukawaさんのものです。ただ、黄キャバにも赤キャバにも人の姿は見えず、とりあえず赤キャバの前あたりに止めて降りました。
 後ろを振り返ると反対車線側に2台の車が。白いY2Kクーペはともさんの2.4Sです。その後ろには前回のしまなみオフの時とはすっかり変貌したsakiさんのCavaster、黒いSUBARU Forester STi-IIが見えました。
 みなさん車の近くの歩道で暑さに耐えながら、それでも楽しそうに会話をされています。

 みなさんとは軽くご挨拶だけして、さっそくキャバリエの拝見ということに。Jさんのキャバは数日前にも見ていますが、ラムエアフードのボンネットの上に新たなウイングがついています。現行セリカのオプションパーツを加工して付けたらしいんですが、長さ調整の為に切って貼ったとはとても思えないくらいに綺麗な仕上がりになっています。本人曰くは「いろいろ付け過ぎてごちゃごちゃしてきた」とのことですが、派手好みの関西では「いい感じ」です。
 matsukawaさんのクーペとともさんのクーペには、ともにボメックスのフロントバンパーが装着されています。見た目から「カニバンパー」と命名されていますが、どちらも厳つさが増して表情がすっかり変わりましたね。お二人とも塗装はご自身でされたということで取り付けの際の苦労話も聞いてみたりしました。
 もともと99モデル以前に対応しているバンパーだけに、Y2Kのともさんの苦労はかなりのものだったようです。リアならともかく、フロントは99とY2Kではかなり変っていますからね。ヘッドライトの当たる部分をカットしたり、緩衝材を削ったり。まぁ、その苦労があったからこそ栄えて見えるんじゃないかという気もします。
 sakiさんの車は…。何が変った、というよりはどこが同じかを探す方が早いんですが、グリルにボウタイエンブレムが付いてますし、リアには「cavalier2」の文字があります。納車後すぐにbinaさんの元へ、秋田まで往復してますから既に4000km近く走っているのだとか。僕が納車後4000kmを超えたのは数ヶ月後のことだったよなぁ、と考えてみたり。
 そうこうしているうちに黒いクーペのLD-9さんと赤い尻尾さんの到着です。赤い尻尾さんは黒いセダン2.4Gで、相変わらず覆面っぽさを維持されてます。matsukawaさんの赤クーペの前に止まったもんですから暴走兄ちゃんが検挙されているようにも見えるのが可笑しいですね(…実際にもmatsukawaさんはその後かなり暴走してましたが…)。

 後はおるかさんです。ちょっと遅れているようですね。そのおるかさん待ちの間、Jさんが手に入れたマフラーをともさんが譲り受けたり、Jさん持参の折りたたみ自転車で走り回って遊んでみたり。僕は車検の検査標章をルームミラーの上に貼り付けて…、とその時、非常に興味深いことに気づいたんです。まぁ、当たり前といえば当たり前なんですが、7月を現す大きな「7」という字の下に「国土交通省」の文字が入ってるんです。今までは「運輸省」でしたよね。他の皆さんは省庁再編後にはまだ新たな車検を迎えていないはず。というわけで見渡してみても「国土交通省」は僕だけでした。ちょっと嬉しくなってみんなの前で話をしていたらsakiさんが、「僕のも見てください。(納車が)最近なんで(『国土交通省』に)変ってるはずですよ」と言って立ち上がってフロントガラスに近づいて歩いてると「えーっ、なんで『運輸省』なん…?」。
 不思議な話ですね。「7」なのに。3年後の7月用は作りすぎたんでしょう。
 遅れてきたおるかさんも96モデルで今年の車検という事で「国土交通省」だったんですが、「そうさ、僕のは『千景モード』」という台詞が妙に印象的でした。

 無事におるかさんも到着です。マンタグリーンの2.4Gです。sakiさんから譲り受けたというクーペバンパーを装着したフェイスはスモークのヘッドライトカバーと相俟って今までとは一味違う雰囲気をかもし出しています。
 というわけで、全員集合。今回の参加者は8台、8名ですね。非常に珍しいことにともさんが来ているのにひとちさんはお休みなんです。いや、お休みと言っちゃ悪いですね。本日はお仕事なんだそうです。というわけで8名全員が男性というオフ会となりました。

 集合場所から昼食場所へと移動です。8台が連なってやってきたのが南津守近くのスーパーを中心としたショッピングゾーンで、その中にある焼肉屋で昼ご飯となります。
 残念ながら「食べ放題」ではなかったんですが、テーブル中央にあるコンロで焼きながら食べるカルビ定食は美味しかったです。で、その時の話題なんですが…。
 今回は何でしたっけ。珍しく車の話をしているなぁと思えば数分で終わり、後は思い出話とか今度の信州オフの話とか。この時点からmatsukawaさんが暴走しだすんですけどね。まわりが男ばっかりですから…。まぁ、まわりのみんなも止めるではなく、同調して話を盛り上げてしまうんで同罪といえば同罪なんですが…。
 そういえば今回は参加メンバーが最低でも4回目というオフ会通ばっかりで逆にいえば新鮮さに欠けるんですが、その分馴れ合いというか遠慮がなくなってしまったのも確かですね。
 昼間っからこんな話題ですいません、という感じです。

 駐車場に戻り、港へ移動しようということで僕の好きな「千本松大橋」を経由して天保山近くの第三突堤へと向います。千本松大橋は高さを稼ぐために両端がループになっている橋で、走るだけで気分が悪くなるという人が出るくらいの多重ループです。この橋を通り抜けると今度は「なみはや大橋」、有料道路です。
 大正区と港区を結ぶ大きな橋であっというまに天保山です。突堤は橋を下りてすぐのところにあり、キャバリエを並べて止めるにも十分な広さがあります。
 とりあえず集合写真を撮ったりするものの暑いんですね。おまけに近くに自販機もないですから非常にボーっとしたムードに。ここに長居をしたくないという声もありましたから。それでは、ということで南港に戻り野鳥園の近くに行こうということになりました。
 咲洲トンネルを通って南港へと戻ります。本日二度目の咲洲トンネル料金所です。ただ、今回はスムーズに通過できました。というのもLD-9さんに教えていただいたんですが、この料金箱、「お金を口に入れる」のではなく「背面に当てて落とす」くらいの感覚で「硬貨は投げつけるもの」なんだそうです。ははぁ、なるほど。それなら手が料金箱に届かなくてもOKです。では、僕も。と投げつけてみるとシートベルトをしていても問題ないですね。でもこれ、何かに似てる。と思えばLD-9さん曰く、通称「お賽銭」。なるほど、納得です。
 野鳥園近くの路上に停車したもののここにも自販機らしきものは見当たらないんです。ただ、日照りは幾分か緩和してきたかなぁと思えばなんと雨がポツポツと落ちてきたんです。思わずLD-9さんを見ちゃいました。「やっぱり降ってきましたね」と。
 天気予報をも覆すジンクス。恐るべし。

 どこかで休憩したいという声が多いんですが車を8台も止められるところが思い出せないんですね。ということで堺市三宝にあるオートバックスへ。ここでショッピングをかねた休憩を取ります。でも、やっぱり座って休みたいなぁということで大阪市内に戻り住吉区役所前にあるファミレスのガストへと入りました。おやつタイムには遅く夕食時間には早い5時過ぎ。駐車場はガラガラで並べて止めることが出来ました。
 デザートのケーキを食べたり、ハンバーガーを食べたり、あんみつを食べたり。銘々が涼しい店内でくつろいでいました。ただ大人しくくつろいでいたのかというとそうではなく、車の話やオフ会の話もそこそこに、またまた一般のお客さんに聞こえるくらいの大きさできわどい話が始まったんです。止めなきゃいけないのに僕が火に油を注いでしまったようですね。
 店を出ると既に7時になろうかという時間でした。もう一度南港に戻ろうということでJさんを先頭に走り始めたんです。僕は後ろから2番目。前が赤い尻尾さんで殿がともさんです。

 Jさんはこの辺りがテリトリーのために事情を良くご存知なんで渋滞をする道路を避けて細い道路を走り続けていたんですが、赤い尻尾さんが信号に引っかかって前がどこに行ったのか判らなくなっちゃったんです。
 とにかく前へ前へと細い道を進み続けたんですが、一向に追いつかず3台が取り残された格好となってしまったんですね。まぁ、最終的には待たせてはしまったもののなんとか無事にWTCの前で待つ5台と合流できて一安心というところです。ここからもう一度移動して路上にキャバリエを並べて停車させました。
 日も完全に落ちてますし暗い中ではありますが8名の話は終ることなく続きました。CLUB CAVALIERの重要な話もしたような気がしますが大部分が関係のない話で、妙なテンションに包み込まれていたんですが、楽しかったのは間違いのないことです。

 気づけば22時に近づこうかという時刻になっていました。さすがにオールナイトというわけにはいかずこれにて解散です。簡単に解散の挨拶をしてお別れとなりました。
 集合から解散まで12時間。関東の方々のように「何か作業をするから時間がかかる」というのではなく、ただひたすら食べて喋って騒いで12時間ですから、まったく妙な集団です。これが楽しいんですけどね。

 というわけで皆さん、お疲れ様でした。夜10時まで、誰一人として途中で帰らなかったのも不思議なくらいですが楽しんでいただけた証拠だと思います。
 これを読んで関西のノリについていけないなぁ、とお感じになられた方、その心配はご無用です。自然とこの空気に和んでいきますから…。もちろん、夜の10時まで拘束することもありませんし(^^ゞ
 次回以降も、多くの方々の参加をお待ちいたしております。

文責 Tsucchy

(終わり)