■1日目
2006年10月21日、土曜日。
前回、お泊りのオフを開催してから3年目となる今日、久々のお泊りオフが実現しました。
もっとも、宿泊オフから遠ざかっていた理由は、僕自身が名古屋への出張が続いていたり、バタバタしたり、というのがあったんですが(今が暇だーというのではないんですが…)、ともかくも久々の開催に心を浮つかせながら、集合場所の駒ヶ根高原家族旅行村の駐車場へとやってきました。
集合時間は13時ちょうどなんですが、8時過ぎに大阪を出発したプリウスは渋滞に悩まされながらも、直前の12時30分過ぎに到着。
そこで見た光景に唖然…です。
今までに見たことのないキャバリエが止まってましたから…。
とりあえず、キャバリエの並ぶ向かいにプリウスを停めて、キャバリエの並びに向かって歩きます。
この時点でキャバリエが4台、その他2台の計6台が集まってました。
キャバリエに近付くと、お初となる3名の方が近付いてこられました。
最初に名乗られたのが、京都からお越しの鳳 鼎(おおとり かなえ)さん。ブライトレッドのクーペ2.4Zです。で、しかもガルウィング。びっくりしましたね。キャバリエのドアが上に向かって開いてるんですから…。
BOMEXフルエアロに黒いカーボンボンネット。18インチの7本スポークホイール、2本出しのマフラーなど、かなりのインパクトです。
もう1組は山梨からお越しのROMOさんとお連れさん。マンタグリーンのクーペ2.4Zで、TRDのエアロが全身を覆ってます。メンバーズデータベースに登録頂いてますから、写真では拝見してたんですが、実車を見るのは初めて。グリーンのTRDは少ないですよね。
もう1台のグリーンは99年式のセダン2.4、愛知からお越しのmitさんです。お二人での参加です。オフ会にも、もう何度か参加して頂いてます。最近の常連さんですね。今回のオフの最年少チームです。
最後の1台はブライトレッドのクーペ2.4Zのmatukawaさんです。matukawaさんも、何度も参加頂いてますよね。と思ったら、意外と最近の参加率は低いそうで…。そんな気がしないのは、毎回といっていいほど、話題に上るからでしょうかね(笑)。本日は、お仕事の都合で夕方までのご参加とのこと。
キャバリエ以外の1台は、LEGACY B4。こちらも常連組のばいしんさん&ひとちさんです。今日はひとちさんが、慣れないマニュアル車に足を引きつらせながら長距離ドライブをして来られたのだとか。お疲れさまです。
ほどなく三上さんとJさんも到着です。
三上さんはやすさん(元キャバリエ乗り→現デロリアンオーナー)を通じて知り合った「走る」デロリアン乗りの方なんで妙な期待をしてたんですが、やってきたのは「ノア」。そりゃそうですよね。奥さんとお二人のお子さんとご一緒ですから。愛知からのご参加です。
Jさんは黄キャバの人。で、十分通じるでしょう(笑)。週末がお忙しいお仕事なのに、ありがとうございます。
というわけで、この時間帯での参加メンバーは全員集合。
キャバリエ5台にその他3台。計15人となりました。夕方からはmatukawaさんとの入れ替わりとなりますがイ~☆えるさんが、夜中からはLD-9さん(以降9さん)が参加予定となっています。
皆さん、それぞれに話が盛り上がってるようですが、そろそろ食事に参りましょう。
家族旅行村内にあるレストラン「あるぷす」へと移動します。ここ駒ヶ根はソースカツ丼の発祥の地として売り出しているそうで、今では駒ヶ根名物にまでなってます。というわけで、煽ったわけではないんですが、多くの方がカツ丼をご注文。
目の細かなパン粉でサクっと揚がったカツが美味しく、ペロリとたいらげました。
食事前に手付かずのソースカツ丼を写真に撮ろうと思ってたんですが…。誘惑に負けて先に食べちゃいました(笑)
食事を終えて駐車場に戻れば、なにやら怪しい雰囲気が…。
5台のキャバリエが取り囲まれてるんです。日本を旅行している外国の方々に。
キャバリエをバックに写真を撮りあいしたり、記念写真を撮ったり。東南アジア系の方々なんですが、彼女達の目に、キャバリエがどう映ってたのかが気になります。スーパーカーを見てる目でしたからね。
騒動も一段落。移動開始です。
ここから5kmほどのところに(直線距離だと2kmほどなんですが)、マルスウイスキーの工場があるんですね。見学自由ということで、行ってきました。
見学自由、ということで、ホントに自由に、受付もなく工場内に入ります。まずは、樽の貯蔵庫。いきなりウイスキーの香りが充満してます。ひとちさんの「酔ってきた…」というコメントも、大袈裟でないほどに香ります。
歩みを進めていくと、糖化室、醗酵室、蒸留室と、製造工程ごとに見学できます。
併設している「南信州ビール」の直売所でや、マルスウイスキーの売店で、それぞれにお買い物。もちろん、ウイスキーの試飲も出来ます。もっとも、車のオフ会で、「試飲の出来る」ウイスキーの工場見学は御法度なのかもしれませんが、さすがに皆さん、濃厚な葡萄ジュースで我慢です(笑)
日暮れが近付いていることもあるんですが、外に出ると半袖では肌寒く感じるほどの気候になってます。さすがは信州ですね。
matukawaさんが夕方まで、ということで、このマルスウイスキーの駐車場で1回目の集合写真となりました。
工場を出発して、駒ヶ根市内のスーパーへと向かいます。夜の宴会(2次会用)の飲み物・食べ物の調達です。銘々アルコールやおつまみ、お菓子なんかを買い込んで、宿へと向かいました。
本日、お世話になる宿は、「駒ヶ根温泉ホテル」です。建物奥にある大きな駐車場へと車を走らせ、駐車。
ここでお別れとなるmatukawaさんを見送り、フロントへと向かいます。
…でも、原則、飲食物の持込を禁止してるので、それなりに隠蔽工作をしてもらいたかったんですが、そのクーラーボックスは目立ちません?Jさん…。「いや、渓流釣りの帰りです」。
フロントでは皆さんを待たせておいてチェックインに四苦八苦してまして申し訳なかったです(予約していた人数が、こちらの希望と食い違っているように説明されたため…、なんですが、結果的には希望通りの人数で、チェックインの完了です)。
5階にある8部屋のうち、7部屋をグループで押さえましたので、少々騒いでも大丈夫でしょうね(笑)
チェックイン中にイ~☆えるさんが到着。一言でも挨拶したかったと残していったmatukawaさんとはホントに入れ違いになってしまいましたが、お仕事ですし、仕方がないですね。
それぞれのカップル・ご家族ごとに(男性1名で参加の方々には、相部屋とさせてもらいましたが)鍵を渡し、一旦解散。
前回(5年前)の信州オフのときは宴会までに間がなく、翌朝の入浴となりましたが、今回は夕食時間を遅らせてもらいましたので、その間に温泉で疲れを落とすことができました。
広々とした大浴場に、皆で一斉に温泉に浸るのはグループ旅行の醍醐味でしょうね。これでこそ温泉オフです。
mitさんが、お湯を吐き出すライオンの像に旧き良き日本の時代を感じ入っていたり、鼎さんが長髪を労る為に特注のシャンプーで時間をかけて洗髪していたりと、入浴時にもいろいろなドラマがあったんですが、それぞれに疲れを落として部屋へと戻られました。
さて、宴会です…。
と、期待して宴会場に足を運べば、長いテーブルに何も盛られていないお皿が並んでます。
あ、ホントにバイキングなんですね…。
とりあえず、ビールを注文して注ぎ終わったところで、乾杯の音頭を取らせて頂きました。
でも、ですね。なんか、宴会にバイキングは似合わないんですけど…。宴会に参加していただいた皆さん、これは「予想外」なんです。打ち合わせのときは、人数分の小宴会場を用意して、料理も「頑張ってみます」という言葉を頂いてましたから…。冷凍食品の揚げ物は想定外です。これが頑張った結果とは思いたくないですからね。
下見したときは、それなりに信州の名産がお膳を彩ってましたから、期待してたんですけどね。
というわけで、長いテーブルだったもんですから、話の輪も身近に座った人同士に留まってしまい、端っこに座ったこともあって、ほとんど、隣の鼎さんとしかしゃべってないような気がします。まぁ、そのおかげで色々知りましたけどね。
生まれ故郷の話だとか、なぜ学生なのに凝りまくったキャバリエに乗れるのか…とか(笑)
反対側の端におじゃまして、Jさんやひとちさんとかともしゃべったんですが、それも終盤のこと。長テーブルの雰囲気に長居する気もなく、みんなで第二の宴会場へと移動しました(笑)
5階の真ん中の部屋を二次会の部屋として、スーパーで調達してきたお酒やおつまみを持ち寄って、大騒ぎの開始です。
ビールやチューハイの缶がいくつか空き始めた頃、携帯に電話がかかってきました。
てっきり9さんからの電話かと思ったんですが、携帯の液晶に現れた番号はIKOさんのもの。関西オフの時には、様子伺いの電話を頂けることもあり、盛り上がってる様子を電話を回しあって伝えたりしたことも度々あるので、今回もそうかと思えば、さにあらず。
なんと、明日の朝にこちらへ向かって頂けるとのこと。いや、ありがたいですね。というか、とても嬉しいです。
明日の朝にはakiracchiさんも合流予定ですし、普段お会いできない関東勢の方に参加頂けるのは嬉しい限りです。
電話を終え、IKOさん参加の話で盛り上がっているところへ9さんから到着の電話が入りました。
何人かで出迎えです。
暗い中ではありますが、まだ見ていなかったイ~☆える号を眺めたり、キャバリエの電飾自慢があったりと、一頻り盛り上がってホテルへと戻ります。なんせ、周囲が静かですから、キャバリエのエンジンをかけると異様に目立つんですよね。苦情が出る前に撤退です(笑)
9さんが参加してさらに盛り上がった2次会ですが(内容は書け書きませんが…)、時間も遅くなり、お開きとなりました。
みなさん、お疲れさまでした。明日もよろしくお願いします。
■2日目
早朝に目覚め、朝風呂で二日酔いを追い払おうと思えば、なんとボイラーの故障で入浴できないとのこと。
24時間入浴OKとうたっているのに残念です。まぁ、仕方ないというところでしょうか。
朝食は下見のときと同じくバイキング。朝のバイキングは、メニューも充実していて、納得のサービスです。
大きく取られた窓からは山が綺麗に見えます。支配人の奥さん曰く、これほど綺麗に木曽駒ケ岳が見えるのは珍しいとのこと。ロープウェイに乗って山頂に行くのも面白いかもしれませんが、今日の予定は伊那でぶどう狩りです。
9時30分にロビーで待ち合わせ、ということで一旦解散。
集合時間の少し前にIKOさん、akiracchiさんが到着とのこと。ロビーで待って頂いている間に、チェックアウトの処理を進めます。それからみんなで駐車場へ。
ここで、さらに2名の合流です。黒のセダンで参加は赤い尻尾さん。現在の勤め先、静岡からのご参加です。もう1人は、数年前まで黒クーペに乗っていたフォレスターで参加のSAKIさんです。前回の参加は浜名湖オフとのことですから、しばらくぶりですね。
ここからは中央道で少しばかり北へと走り、伊那インターを降りてすぐのところにある「みはらしファーム」でぶどう狩りを楽しむ予定にしているのですが、ROMOさん組が、ぶどう狩りには参加されないとのことで、ここで集合写真を撮る事にしました。
ちなみに、akiracchiさん。赤ちゃんを抱いてますが、ご本人のお子さんではありませんので…(笑)
移動先の駐車場が並べて停められるとは思えないこともあって、このホテルの駐車場で思い思いに撮影会です。
ボンネットを開けて会話が弾んだりするのは、オフ会らしいですね。
しばらくまったりと時間を過ごして(予約しているぶどう狩りとの時間調整、という意味もあったんですが)、移動開始です。
1.5kmほど東へと走ったところにある駒ヶ根インターから中央道へと入り、北へと走りました。
なんせ多くの車を従えているもんですから、スピードの調整に苦労します。左側の走行車線を走りましたけど、前に微妙な速度の車が走ってるんです。追越し車線に入って隊列最後尾の車が追い抜けるまでに、どれくらいの時間がかかるんだろう、とか。おまけに目的の伊那インターまでは、わずかに15kmほどですしね。
まぁいいや、って走行車線を走ってたんです。そしたら、あまりのトロトロさにか、イ~☆えるさんとか、ばいしんさんとかが追い抜いていきましたけど…(笑)
伊那インターからは道なりに走れば「みはらしファーム」に到着です。
広い駐車場に車を停めれば、ここでイ~☆えるさんとROMOさん組がお別れとのこと。3名に見送られるような格好で、ぶどう狩りの畑へと向かいました。
数百メートル歩いたでしょうか、甘い香りが漂う広大なぶどう畑に到着です。
畑入口の受付で、それぞれにバスケットとハサミを受け取り、農園の管理人さんに説明やら注意事項を聞いてから、ぶどう狩りの開始です。
今回頂けるのは、巨峰に似たピオーネと、マスカット風のナイアガラ。房を保護している紙をはがすと、中から色鮮やかなぶどうが顔を出します。それを豪快に房の上から切り落とします。
ぶどう畑の真ん中に、みんなでしゃがんで、いただきます。
房が大きいので、「房を切り離す」というぶどう狩りの醍醐味は数回しか味わえなかったと思いますが、みなさんそれぞれに、おなかいっぱいぶどうを堪能してもらえたんではないでしょうか。
60分という制限時間が近付いてきたので、バスケットとハサミを受付に返しに行けば、インスタントコーヒーのセットとポットを手渡され、「ゆっくりしてって」とのこと。
見晴らしが良いと勧められた、高台に据えられたテーブルにみなさんを誘導してコーヒータイム。
どうやら、メンバーの中にも、ぶどうをお土産用に注文した方が結構いらっしゃるようで、その準備に時間がかかっているようなんですね。で、その間、コーヒーでも…ということのよう。
おかげで、ぶどうで甘くなった口の中がブラックコーヒーで落ち着きましたけど(笑)
ゆっくりさせて頂いたにもかかわらず、お土産の準備は順調ではなかったようで、買わなかった人、受け取り済みの人から順に駐車場の方へと戻られました。
ベビーカーがあるから、と三上さんがノアをぶどう畑まで乗り入れて来られ、「じゃぁ、乗ってく?」と駐車場まで同乗させてもらいました。何人乗り込みましたっけ?まぁ、ファームの敷地内で、公道じゃないですし(笑)
駐車場に戻れば、キャバリエの姿こそあれメンバーの姿は見えません。
きょろきょろとしていると、土産物の店から何名かが。Jさんをはじめ、数名が1時ごろを目処に出発したい、ということでしたので、全員が揃うのを待たずに、駐車場近くにある手打ち蕎麦のお店へと向かわれました。
お昼ご飯は、特に決めているわけではなかったんですが、土産物店から戻ってきた方々が同じ蕎麦屋へ流れ込まれたので、そのまま全員、蕎麦屋「名人亭」へと入りました。
信州といえば蕎麦ですからね。しかも地場産伊那のそば粉にこだわった手打ちの蕎麦ということで期待できます。
みなさんそれぞれにオーダーしたんですが、こちらで頼んだのはごく普通のせいろ蕎麦と珍しい名前の「名人亭行者そば」。行者そばは蕎麦つゆに味噌を溶いて頂きます。ピリ辛のつゆで、しかもコシのあるお蕎麦は美味しかったです。つゆがピリ辛だった分、デザートに添えられたお団子が甘く感じましたけど(笑)
こちらは、まだ食事中だったんですが、先に入ったJさん、赤い尻尾さんたちが、一足早く帰られました。お疲れさまでした。
食事を終えた我々は、駐車場へと戻ります。
ここでまたしてもガルウィングキャバが一般観光客の目を引いてました。いや、やっぱり目立ちますよね。だって、ドアを開けっ放しなんですもん…。
キャバリエと一緒に写真を撮るおじさんや子供さんの姿があり、すっかり人気者です。
もっとも、オーナーの鼎さんは被写体の対象にはなってなかったようですが…。
9さんが、おとなしく自分のキャバの車中で昼寝をしていたり、ひとちさんはSAKIさんから、珍しいロングサイズの「いちごコロン」をもらって喜んでいたり、それを見つけたIKOさんがSAKIさんにねだりに行ったりと、のんびりとした雰囲気が続いてましたが、2時頃だったでしょうか、遠方からいらっしゃった方も多く、明日も平日ですし、ひとまず解散ということに。
駐車場の真ん中ですが、全員で輪になって解散式。
今回は、ROMOさんや鳳鼎さんが初参加で、しかも凄いものを見せてくれましたし、IKOさん、akiracchiさん、イ~☆えるさんは、久しぶりの顔合わせとなりました。他の関西・東海メンバーでもお久しぶりの顔もあれば、お馴染みの顔もありました。
キャバリエの国内販売中止から6年。それでもこれだけの方々が集まり、キャバリエの雄姿を見せてもらえるのは嬉しい限りです。
まだまだ、これが「最後の機会」だとは思ってません。
また、オフ会の機会がありましたら、ご参加のほど、よろしくお願いします。
それでは、お気をつけてお帰りください。
文責:Tsucchy
(終わり)