KEY DATA

Name : NGSW526 様

Type : COUPE 2.4S

Body Color : DAHLIA BLUE METALLIC

Address : 埼玉県

掲載日 2001年1月21日

データは全て掲載当時のものです

 はじめまして、NGSW526と申します。
 埼玉県に住み都内に通勤する,平凡な47歳のサラリーマンです。
 昨年12月に99年式ダリアブルーMの2.4Sを購入し、やっとCLUB CAVALIERのメンバーに登録することができました。

 車の買い替えを考えていた時偶然このホームページの存在を知り、メンバーの皆さんの熱い想いを拝見しているうちに、いつしか選択肢の中にキャバリエが入っておりました。
 昨年春、終売になったことを知り一時は候補から外れそうになりましたが、よく考えてみれば今後二度とこの車は日本では買えないかもしれない、ある意味面白いことかもしれないと思えるようになりました。
 中古車を探しはじめ今の車を見つけたとき、まわり(特に長男)から某社のツーリングワゴン〇チューンにして欲しいと頼まれましたが、最終的には、買うのは私だ。私はこの歳だからこの後何台車を買えるか分からない。子供はこれからいくらでも車を買える。私は私が欲しい車を買う。と決めてしまいました。
 それに、すでに子供は成人し親と一緒に車に乗ることなど年に数回しかないのですから、妻と二人でゆっくりと移動できればいいとの思いから、あえて2ドアを選びました。
 但し、購入してから妻はどうも好みでないらしく、運転することも助手席に座ることもあまり無くなり、自分の軽ばかり乗っていますが…………。

 多難(反対)の中で手に入れたキャバリエです、納車されてから隅から隅までチェックしながら、今後私はこの車をどうしてやろうか、どんなふうに付き合うのか考えました。
(歳と供にどうでもよい事を考える傾向が強くなるようです、あっ、私だけですか?)
 チェックして行く内に、やっぱりというか、気になる所が次々にでてきます。

 まず初めにこの部分を一個づつ、出来るだけ自分で解決してみようと思いました。
 具体的な事例を幾つか報告します。

コンソールボックスがズレて付いているらしく、蓋を開けると運転席シートにぶつかる。
これはボックスの底にとめてあるボルトが、斜めに無理やり押込んでるのが原因でした。
自分で調整したのですが完全には直らず、近くの埼玉トヨタで付け直してもらいました。
その時、隠しボルトの位置をしっかり確認してきました。
運転席側前方のポジションランプがヘッドライトに被さるように歪に付いているのも発見。これはヘッドライトを外し中を見てみるとポジションランプの受側の鉄板がヒン曲っていました。プライヤーで少しずつ起こしやり、付け直して解決しました。
ボンネットとフェンダーの高さが合ってなく段差が有る。しかも中々閉まらない。
ボデー側の受金具を上方にずらし高さを調整し、ゴムクッション4個をレンチで回してガタつかないギリギリの所を見付ければOKでした。
インパネ周りから低いビビリ音と高いビビリ音の元を探し可能性の有りそうな所に硬質スポンジをかませ音止め。完全には止まっていないため、これは後日の楽しみに取っておくことにしています。
前バンパー埋め込みのフラシャーランプの端にひび割れ、ナンバープレートランプのレンズは完全に割れていたので両方とも取りあえず接着。

 細かい所を上げたらきりがありません。中古車の宿命で前のオーナーが壊したのか、初めからそうだったかは判りません。でもその分安く買っている訳だし、今気になる部分が直ればいいと割りきっています。
 これからも気になる所は,CLUBの過去のQ&Aを参考にさせてもらい、また皆さんのお知恵を頂き、最悪トヨタのサービスに頼みながら、一つ一つ潰して行こうと思っています。
 工具大好き人間である私は、これからインチ工具を買い揃える楽しみも出来ました。

 さて、このキャバリエは手の掛かる子供のようでこれからもいじり続けると思いますが、必要以上の改造は一切しないことにしました。
 必要な部分とは、私が安全を確保できる、私が快適に運転できる、そして車がより気持ち良く負担が軽くなる改造に限ります。
 つまり、大切に長く乗ろう、なるべくありのままの形で、と考えています。

 私は、過去30年間車に乗ってきましたが、その時々の車にかなりのエネルギーを注入してきました。山路が好きだった私は、少し速く走れるようにしては車を山に入れ、車の寿命を縮めるような走行を繰り返していました。ひどい時は2年ともたない車もありました。

 普通に乗って、ぶつけてしまったら直してあげる、調子が悪くなったら整備をしてあげる、塗装が痛んできたら塗り直してあげる。
 そして私は、このキャバリエと一緒に歳を重ねていきたいと思っています。
 20年後ピカピカのキャバリエが元気に走って姿を想像すると、何だかわくわくします。

 でも、その時私は67才かぁ~
 多分、孫と私はこんな会話をしているかも知れません。

孫:おじいちゃん今日はどこ行くの?
私:車もたまには高速道路を走らせてあげなきゃ可愛そうだから、富士山でも見に行くかなぁ。
孫:この車は僕が生まれる前からあるっていうからもう古いんでしょ、何ていう車?
私:トヨタキャバリエという車だよ、もう20年も前の車だけど、まだ走れるぞ。
孫:キャバリエって全然聞かないけど、もうトヨタで売ってないんでしょ。
私:あぁ、1996年から2000年までの間トヨタが販売したアメリカの車だよ、わずか5年間で4万台しか販売しなかったんだ(?)、でも随分古い車だし、高級車でもないから、今日本には500台位しか残ってないと思うよ。
孫:ヘェー、でもこの車あんまりスピード出ないし、エンジンの音もうるさいし、この辺からビリビリ音もするから、もう買い換えたら?
私:壊れたら部品も手に入らなくなってきたから大切に乗っているんだよ、調子の悪い所はこまめに直してるからまだまだ160Km位は出るぞ、新しい車はそれは良くなっているけど、古くなってきたからといって捨てるんじゃ可愛そうだろ。
孫:お父さんが言っていたけどやっぱりおじいちゃんは変わり者だね。
私:…………。

 限りなく標準に近い形で、大切に長く乗る、トヨタキャバリエはもう買えない車だから。
 私のキャバリエに対する想い方です。

 このCLUBの仲間に入れて頂ければ幸いです。今後とも宜しくお願いします。