雪の奥飛騨旅行(1)
2024年2月10日(土) 走行距離 352km 総走行距離 42977km
今回の飛騨路の旅1日目は、5年前の2019年冬(今思えば平成最後の旅行でしたね)とほぼ同じルートになります。
東海北陸道の郡上八幡から下呂へと向かい、そこから高山を経由して奥飛騨温泉郷へと移動して温泉宿に泊まります。
朝の7時過ぎに自宅を出発し、第二京阪から京滋BP、名神と走ります。
草津から先、新名神ではなく名神を走るのって、コロナ禍より前の2019年以来ですね。
なので雪を冠する伊吹山を眺めるのは、それこそ5年前の奥飛騨旅行以来のはず。
やっぱり、コロナ禍で時が止まってましたね。
養老SAで小休止した後は、一宮から東海北陸道を北進します。なかなか付近に雪が見えてこないですけど、美濃だと奥美濃エリアまでは難しいんですかね。
高速道路を郡上八幡ICで降り、小さな峠道をジグザグ道路で走ります。ここで始めて路傍に雪が見えてきました。
見えてきた、とは言っても、峠を下ればまた雪は消え、最初の目的地「道の駅和良」の駐車場には雪は全く残ってません。
この道の駅から歩いて10分ほどのところにあるのが「蛇穴」。非常に小さい鍾乳洞です。なので、入ることも出来ず、近くから眺めるだけ。それでも、中の天井からは、ぽたぽたと滴る水が見えますので、小さくても立派な鍾乳洞ですね。
この付近は鍾乳洞も影響するのか水が澄んでいて、ワサビ栽培も行われています。道の駅でもこのあたりで採れたワサビを使った加工品をお土産があり、少しばかり購入しました。
和良を出て濃飛横断自動車道のささゆりトンネルを抜ければ、美濃から飛騨へ。といっても急に雪が見えたりするわけでもないんですけどね。
国道41号線に出てJR高山線沿いに北上すれば下呂に着きます。
まずは昼食。
下呂市役所向かいの「宴蔵」というお店。なんとなく名前から昔気質というのか堅いイメージがあったんですが、お店のスタッフの方は非常に気さくで、店内の照明こそ控えめですが雰囲気は明るかったですね。
頂いたのは「ケイチャン定食」と「飛騨牛トマト丼」。「鶏(けい)ちゃん」は、別のお店で5年前に食べたんですが、このあたりの郷土料理ですね。鶏肉と野菜を味噌や醤油ベースの特製のたれに漬け込んでジンギスカン鍋等で焼いて頂きます。トマト丼の方は、まだキャバリエに乗っているころ、19年前の2005年2月に別のお店で食べています。てっきり流行り廃りのあるB級グルメかと思ったら、すっかり定着してましたね。
食事を終えて、下呂の街を散策します。
5年前と同じ、比較的広い駐車場に停めようと思ってたんですが、なんと満車。コロナ明けですっかりと人出が戻ってるってことでしょうか。少し離れた駐車場に停めて歩きます。
まず向かったのは「加恵瑠(かえる)神社」。ゲロなのでカエルです。この神社に限らず、下呂の街の至る所にカエルがいます。
神社では、お賽銭を投げ入れて参拝すると、かえるのお告げを聞くことが出来ます。ぜひ、お試しを。
次は、温泉寺。結構な段数の階段を上りますが、下呂の街を一望できるので価値はありますね。
再び温泉街に戻って、土産物屋を見て歩きます。
全体的に、5年前と比べて若者受けしそうな店が増えているなぁという印象です。入ったお店は、敢えて昔からあるお店ですけどね。古くからある和菓子屋で温泉饅頭を買ったり、酒屋で地酒を買ったり。下呂での散策は短時間でしたが、楽しめました。
車に戻って奥飛騨へと向かいます。
下呂から30分ほど走って着いたのは「道の駅 飛騨街道なぎさ」。5年前にも訪れたところです。奥飛騨への最後の休憩ポイントとしていい位置なんですね。
5年前は駐車場にも雪が積もっていたように記憶しているんですが、今日は除けられた雪が傍に残っている程度ですね。
それでも、高山市に入り奥飛騨温泉郷へと続く国道158号線を走ると、平湯トンネルを越えたあたりから周りに見える雪の量がかなり増えてきます。
平湯温泉は道路からすぐのところに平湯温泉スキー場があり、即ゲレンデですから、雪が多いのも納得です。
右折すれば安房トンネルへと続く交差点を直進して奥飛騨温泉郷の一つ、平湯温泉のエリアへ。
宿泊先の駐車場に到着です。
チェックインを済ませて部屋で少しばかりゆっくりした後、温泉へ。
少し熱めのナトリウム・カルシウム炭酸水素塩酸化物温泉は、寒いこの季節には心地よく、不思議とのぼせるような感じにはならずいつまでもつかることが出来ます。隙間風が入ってきたドアの外には露天風呂もあり、こちらは泉質が異なることもあって、やや温度は低め。屋外で冷やされているだけかもしれませんが。
さすがに長居してしまったのかやや火照った顔で部屋へと戻りました。
夕食は大広間で。囲炉裏のあるテーブル席で、川魚を焼いたり、飛騨牛のステーキを頂いたり。地酒を飲みながらの食事で、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。