廃線跡を歩く
2024年10月26日(土) 走行距離 8km 総走行距離 46301km
いつか行ってみたいと思っていた、福知山線の廃線跡を訪れました。
国鉄が民営化されてJRになる前の1986(昭和61)年に、山間部の渓谷を縫うようカーブの連続で走っていた福知山線を、トンネルでストレートに貫くことでスピードアップを図りました。結果的に、三田のあたりも大阪への通勤圏内になってますし、大阪方面へと向かう快速電車が頻繁に走る路線になっていますが、路線の切り替え前はディーゼル列車や、ディーゼル機関車に牽かれた客車がガタゴトと走るローカル線だったと記憶しています。
切り替え前の路線は、もちろんレールは撤去されているんですが、路盤や、部分的に枕木も残されていて、関西圏では有名なハイキングコースになっています。
学研都市線から直通するJR宝塚線の列車で武田尾へ。
秋の行楽シーズンということもあってか、駅前にはハイキングのために待ち合わせを行うグループがいくつも群がってました。
この駅から少し歩いたところが、廃線跡のハイキングコースのスタート地点になります。
緩やかなカーブが右へ左へと連続する区間で、まっすぐ先が見通せないので歩いていてもわくわく感がありますね。
途中には、川を横切る鉄橋もあれば、山を貫くトンネルもあります。
当時使用されていたトンネル内の照明はもちろん点いておらず、歩行者の自己責任。懐中電灯などの照明が必須のトンネルもあるんですが、なんせ行楽客が多いので、真っ暗になることはなかったですね。
トンネルはいくつかありますが、ほとんどはどちらかの入り口から光が入ってきますから、単独で歩いても懐中電灯が必要のないところの方が多かった印象です。
4kmほどの廃線跡を歩いてハイキングコースも終わりです。ここから、西宮名塩駅か生瀬駅かに歩いて電車に乗って帰るのが普通なんですが、せっかくなんで、と、宝塚市内を横断し、清荒神の参道を横切り、中国道宝塚ICのそばを歩き、中山寺の駅まで、トータル15kmほど歩きました。
歩いた距離の割に身体への負担が少なく感じるのは、下り坂が多かったからかもしれないですね。
中山寺駅から電車に乗って帰宅しました。
その後、車に乗って買い物に出かけています。