雪降る奈良へ(2)

2025年2月9日() 走行距離 103km 総走行距離 48261km

朝から温泉に入り、ゆっくりと朝食を頂きます。
朝食の最後に出される甘味は葛湯。
普段、飲む機会のあるしょうが湯などよりとろみが強く、飲むというより食べるという感覚ですね。どの料理も美味しかったです。

チェックアウトを済ませて表に出ると、道路一面に雪が積もっています。時折車が通りますが、路面が現れることはありません。
駐車場まで送ってもらうことも出来たんですが、せっかくなので雪道を歩きます。これぞ2月の旅、ですね。それにしても、自宅から100kmも走っていないエリアでこれほどの積雪を体験できるとは思いませんでした。
洞川温泉で有名な「かりがね橋」は、特に冬季閉鎖というわけではないんですが。。

かりがね橋へと向かう山道への階段

この雪道を登っていくのは勇気がいりますね。というわけで、見送りです。
しばらく散策して駐車場に戻ると…。
プリウスにこんもりと雪が積もっています。この一晩で3~4cmは積もったんじゃないでしょうか。二人して15分くらいかけて雪下ろしをして、洞川温泉を後にします。

まずは、昨日訪れた道の駅「吉野路大淀iセンター」。国道309号線に入ると、路面の雪はかなり少なくなってきて、道の駅に着いた時には、周囲に雪は全く見えず。なんですが、我がプリウスにはルーフに雪が残ってました。そんな車、他には無いです。。
そこから向かったのは近鉄吉野線の大和上市駅。駅近くにある駐車場に車を停めて、電車で吉野へと向かいます。
吉野駅からは吉野ロープウェイで吉野山へ。

ところが、駅を出ると「ケーブルのりば」という文字が見え、麓側の千本口駅に着いても「ケーブル乗車券売場」の文字が。あれ?ケーブルだったっけ?と思いつつ乗り場へと行くと、目の前にはロープウェイのゴンドラが。ロープウェイ?ケーブル?確かに、ロープウェイをぶら下げているのはケーブルですけどね。
吉野山駅からは、まだいくらか雪の残る道を歩いて金峯山寺へ。ここは修験道の総本山として有名なお寺で、昨年放送されていた大河ドラマ「光る君へ」で、藤原道長が参詣したことでも有名です。

金峯山寺

その後は、吉水神社。吉野と言えば南北朝時代、と頭の中に出てくる人がどれくらいいるか判りませんが、後醍醐天皇がここに行宮を設けて一時的に居所とした神社でもあります。
その後も吉野山の街をぶらぶらとした後、名物の柿の葉寿司を購入して、ロープウェイで下山しました。
もちろん吉野駅からは近鉄で大和上市駅へと戻ります。
乗車したのは橿原神宮前行の普通。そこに西洋系の観光客っぽい人から片言の日本語で「アベノバシへ行キマスカ?」と。阿部野橋駅へはホーム向かいの特急に乗るのが一般的なので指さして話をすると「高イネ」と。この普通にも乗らずに改札口へと歩いて行かれたんですが、阿部野橋へ直通の急行は2時間ほど後にしかなく、この電車で橿原神宮前まで行って乗り換えるように言った方が良かったんじゃないかと、走り始めた普通電車の中でちょっと後悔してました。

近鉄吉野駅 左が橿原神宮前駅行 普通 右が大阪阿部野橋駅行 特急

大和上市駅からは車に乗ります。さすがに車から雪は無くなってました。
三度目の道の駅「吉野路大淀iセンター」で、生鮮食品系のお土産を購入。そこからは橿原方面へと北上し、南阪奈道経由で大阪へと帰りました。
往復で200km弱のドライブでしたが、十分に非日常を味わえた楽しい旅でした。

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