〜リコールと改善対策について〜

　お待たせいたしました。っていうか、もうかなり話題から取り残されてしまっていますが、このたび、トヨタキャバリエが「リコールと改善対策」の対象となりました。
　既に報道等で詳細をご存知のことかと思いますが、念の為に、そして、数年後に「あぁ、こういうこともあったよなぁ」と思い出しやすくするために、内容を掲載しておきます。

　なお、文面は、トヨタ自動車株式会社発行の「ご愛用者のリコール・改善対策のご案内」のハガキによるものです。

　【リコール】
　エンジンルーム内にある燃料配管の接合部のシールに不適切なものがあることが判明いたしました。このままの状態で使用を続けますと、当該接合部から燃料が漏れることがあり、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。このため、燃料配管を、点検・交換(無料)させていただきます。

　【改善対策】
　パワーステアリングのギヤボックス内部のベアリングに、一部加工不良のものがあるため損傷することが判明いたしました。このままの状態で使用を続けますと、油圧機構が機能しなくなることがあり、最悪の場合、ハンドルのパワーアシストが減少するおそれがあります。このため、ベアリングを、点検・交換(無料)させていただきます。

　以上のような内容です。

　また、ハガキには、「ご多忙のおりご迷惑をおかけしてまことに申しわけございませんが、お早めに、最寄の販売店へご来店日時をお申し付けいただき、点検・修理(約2時間30分)をお受けいただきますようお願い申し上げます。」とあります。この表記が、かえってキャバリエオーナーの皆さんの反感を買う結果となったことは、掲示板などを見ていただいても明かです。この「約2時間30分」。これですよね。実際に、この150分で終わることが多いのか、少ないのかわかりませんが、僕のキャバリエも、結果的に点検・修理に足掛2日かかりました。
　当初、午後に引き取りに来ていただいて、その当日中に返却していただく予定だったんですが、夕方に営業マン氏から電話を頂き、今日中に出来ない旨の話を聞くことになったんです。なんでも、ステアリングのベアリング周辺に問題があるらしく、たいていのクルマはベアリングのみの交換で済むところが、僕のキャバリエは、どこがどう違うのか、ベアリング部分を含む、アセンブリーごと交換する必要があるからとのことなんです。特定年代製の全車両なのか、車両点検で判別しているのかはわかりませんが、とにかく、普通じゃなかったようなんです。
　まぁ、幸い僕は通勤には自転車を使ってますし、行動記録を御覧いただいても明かな通り平日はまったくといっていいほど乗らないんで、代車の心配をしていただく必要もなかったんですが、150分で終わる、という言葉につられて点検に出したものの、何時間たっても戻ってこなくて困った、という方もいらっしゃることと思います。
　この時の、エンドユーザーへの応対の仕方がディーラーによって、また、営業マンによって、「トヨタ」そのものの評価となって現れてしまうんでしょうね。その点で言うと、大阪トヨペット（布施営業所)は、得点は高いと思っています。いつも親切ですからね。


　【中古で購入された方は？】
　ところで、僕のように新車でキャバリエを購入し、引越しもされていない方は、当然、購入したディーラーの購入した営業所から、案内のハガキが届くとともに、電話の一本でもあるはずです。そこで、気になったのが、中古で購入された方への案内がどうなっているのか、ということです。
　ただの案内と違って、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとも言われる今回のリコールですから、当然、新車であろうが、中古であろうが、キャバリエのオーナーの皆さんに連絡のハガキは届きます。今回に限らず、トヨタ車にリコールが発生した場合、陸運局に届けられている現所有者を調べて、その所有者がいる場所に、最も近いディーラーの、中でも最も近い営業所がその当該車両を点検・修理する責任を負うそうです。
　また、購入した地域から引越しをされた場合、その車両が新車で購入されたものであっても、購入時のディーラーのエリアを越えれば、現住所に最も近いディーラーの、最も近い営業所から連絡が入るそうです。
　たとえば、大阪トヨペットの布施営業所(東大阪市)でキャバリエを購入した僕の場合、隣県である奈良県の奈良市に引っ越していれば奈良トヨタの中でも最も近い営業所から案内が来るということです。ただ、大阪府の南端に近い泉南市に引っ越していても、案内が来るのは大阪トヨペットの布施営業所からとのことです。
　大阪トヨペット布施営業所でも、見なれないお客様のキャバリエの点検をしたとの話を聞いております。

　まだ点検・修理を受けられておられなければ、お早めにお受けになることをお勧めいたします。

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