CLUB CAVALIER Off Line Meeting Information
 〜第13回 CLUB CAVALIER Off Meeting 前夜祭 レポート〜 


5月26日午後7時。
 明日のしまなみ海道でのオフを控え、本日、オフに参加できなかった赤い1番さんを交えて食事会をしようと、その待ち合わせ場所に向かって走っていました。
 2号線沿いのとある食堂の駐車場に滑り込むと、LD-9さんのお出迎えを受けました。LD-9さんの2.4Z黒キャバの横に並べてあっという間に異様な空間に。たった2台なんですけどね。
 LD-9さんとはすでに何度も会ってますし、今日も電話で何度もやり取りしてますから、正直なところ新鮮さには欠けますが、関西で言う「まいど」が似合う関係になった、ということでしょうね。
 しばらくLD-9さんと雑談が続きます。
 その黒キャバなんですが、左側のドアのすぐ後ろのステップが外れかけてる、っていうのでのぞき込んでみれば、確かに浮いてます。でも、これ、ボディが凹んでるんじゃないんですかね。LD-9さん曰くは、ボディは大丈夫じゃないの?ということだったんですが、ちょっと気になるところです。
 集合時間を7時30分と決めていたので、まだ30分ほど時間があるんですが、そうこうしているうちにもう一台の黒キャバクーペ2.4Sが入ってきました。sakiさんです。
 岐阜ナンバーで滋賀県在住のsakiさんは今日一日、いろいろなところをドライブしてこられたそうです。フェリーで香川に渡り、讃岐うどんを食べて瀬戸大橋で岡山に戻ってきたとのこと。羨ましいですね。
 僕を含めた3台とも一人ずつ乗ってるんですが、実は、sakiさん、ここに集まる直前まで、お父さんと一緒に行動されていたんです。で、岡山駅近くで別れて、単身この前夜祭に参加して頂いたという事らしいんです。お父さんも呼んで、みんなでご飯を食べませんか、と声をかけてはみたんですが、結論はお一人で、ということになったんですね。まぁ、それが良かったのか、悪かったのか、この後、お父さんというストッパーがいない前夜祭は異常なテンションに包まれることになったんですが…。

 赤い1番さんを待つ間、sakiさんがホイールを買うなら何がいいか、という話を持ち出してきました。さすがは現代人ですね。昔なら、雑誌の切抜きとか、自分で撮った写真とかを持ってきて、「これなんです」って言ってたんでしょうが、sakiさんは、まずデジカメで撮った写真を見せてくれて、その後、別の種類のホイールをノートパソコンで見せてくれました。キャバリエのボンネットにノートを置いて眺めている光景は大衆食堂の駐車場にはやや不似合いに映っていました。

 集合時間の7時30分を過ぎて、赤い1番さんから電話が入りました。車には乗っているものの、渋滞に巻き込まれて15分前後遅れそうだとのこと。でも、時間はたっぷりありますからね、いくら遅れても大丈夫ですよ。
 3人で雑談を交わしていると、駐車場入口に見慣れたヘッドライトが見えてきました。赤いクーペ2.4Zの赤い1番さんです。奥さんとともに登場です。
 去年の秋にあった愛知県での全国オフ以来なんで、いろいろとお話もしたかったんですが、駐車場で立ち話もなんなんで、食事場所へと向かうことに。
 そう、この食堂は、単なる待ち合わせに使っただけで、食べるのは別の場所なんです。せっかく岡山まで来たんですからね。大衆食堂でありきたりのご飯を食べては面白くないです。
 というわけで、4台が連なって駐車場から出発。
 すぐ近くなのかと思えば、意外と距離があって、すでに4台は岡山市から倉敷市へと移動していました。
 たどり着いたのが岡山県内に数店のチェーンを持つ「えびめしや」です。赤い1番さんに「えびめし」がどんなものかを聞いたときから食べたいと思ってたんです。
 座敷のテーブルに5人が座り、メニューを見ながら「あれがいい、これがいい」となかなか決まらないんですね。というか、関係ない話にすぐ脱線するんで、決まるものも決まらない、って感じです。
 みなさんオーダーするものが決まって、なぜか僕だけ大盛りだったんですが、「大盛り」という言葉を執拗に繰り返すウエイトレスに周りの4人が大ウケで、僕だけ苦笑いするより他になかったんですが、そんなに大盛りが不思議だったんでしょうか。

 ともかく、運ばれてきたえびめしは、見た目に黒く、そばめしを思い起こさせます。しかし、見た目ほど味が濃いわけでもなく、美味しく頂けました。
 ただ、これが岡山の名物なのかどうかは、定かじゃないです。赤い1番さんも言葉を濁してましたし…。
 そばめしが神戸の名物と言い切れるかどうかと、似たようなもんですね。

 食事の後、瀬戸大橋がライトアップされているから、と、みんなでドライブです。
 ただ、ライトアップされている時間が今日は9時までなのか、10時までなのか、赤い1番さんもハッキリせず、ウエイトレスさんに聞いてみれば、「へぇ、ライトアップされてるんですかぁ」と、いいこと聞いた、という風にお礼を言われたんです。もちろん、ライトアップ終了の時刻は知るはずも無く、こちらが情報を提供しただけに終わりました。瀬戸大橋がいかに地元の人に利用されていないか、を物語っていますよね。

 倉敷の中心部から南へ下り、鷲羽山スカイラインへと入ります。
 先頭は赤い1番さん、ついでsakiさん、LD-9さん、僕の順番です。
 スカイラインの入口までは、みんな並んで走ってきたんですけどねぇ…。なぜか、僕とLD-9さんの距離が走るごとに広がっていくんです。くねくねとしたカーブの連続で、いろんな意味で僕は限界を感じながら走っていたんですが、前の3台、速過ぎます。それでも、最初のうちはちらちらとLD-9さんのテールランプが見えていたんですが、走るにつれて、なーんにも見えなくなってしまったんです。
 一人孤独に走ります。しかも、周りは真っ暗ですし。時折見える工業地帯の夜景に見とれながらも、あんまりゆっくり走ると心配されそうなんで、先を急ぎます。
 もうカーブでの事故はこりごりなんで、アクセルを踏む足に入る力も弱々しいんですが、ようやく、3台が待つ駐車場へとたどり着きました。
 聞けば、sakiさんが赤い1番さんにピッタリと張り付いたもんだから、赤い1番さんも「sakiさんが速く走りたがっているから」とスピードを上げたらしいんです。で、sakiさんは、離れちゃまずいと、スピードを合わせたらしいんですね。LD-9さんも必死で追いかけていたそうですが、僕はあきらめました。急いで事故を起こしちゃ、馬鹿らしいですから。なんたって、オフ会の前日ですからね、今日は。

 待っていてもらった駐車場から、さらに走って、展望台の駐車場へとやってきました。
 ここで車を降り、展望台へと登ります。
 ライトアップされた瀬戸大橋が一望できました。消灯に間に合ったわけです。僕はてっきり、消灯に間に合わすためにハイスピードで走ってきたのかと思ってたんですけどね。

 展望台では、CLUB CAVALIERのこと、オフ会のこと、地域性のことなど、いろいろと話が盛り上がりました。で、そのとき、瀬戸大橋の道路の下、鉄道部分に列車が走っていて、それが何という列車かを「時刻表を見ずに」僕とsakiさんが話し合っているのを、他の3人はよほどの鉄道マニアを見るような眼で見ていたんですが、sakiさんは訳アリで香川県のことに詳しいだけなんだそうです。僕は…元マニアです。

 展望台からの帰りは、スカイラインではなく、比較的おとなしい道を、みんなで並んで帰ってきたんですが、途中、コンビニで止まり、お酒やらおつまみやらを買い込みました。そう、今から赤い1番さんのお宅で宴会です。
 引っ越してきたばかりという赤い1番さんのお宅の隠し部屋で、座卓を囲んで宴の始まりです。最初は当り障りのない話から始まったんですけどね。気づけば泥沼にはまってました。赤い1番の助手席さん(奥さんのことです)も飲ますのがお上手ですからね。って、勝手に飲んでたという話もあるんですが…。
 あんなこと、こんなこと、いろんな話をしましたね。キャバリエに関係あることか、ですって? うーん、あんまり関係ないですね。
 CLUB CAVALIERにあるMy CAVALIERの行動記録の楽しみ方、は、お教えしましたけど…。参考になりましたか?みなさん。

 で、なんだかんだと喋りつづけて、気が付けばまもなく夜が明けようかという午前4時です。
 こんなことでオフ会に参加できるのか!?
 3人で声を合わせてましたね。
「ポチさん、ごめんなさい」


明けて27日。
 朝8時に、赤い1番さん夫妻に起こされました。
 非常に眠たいです。しかも頭が…。
 でも、これ以上のんびりしてると、本当に遅刻しそうなんで、全員で出発です。
 8時30分近くにJR新倉敷駅に到着し、sakiさんのお父さんと合流しました。思った通り、といいますか、こういうオフ会に参加しようというくらいですから、大変気持ちの若々しい方です。もっとも、50代の後半でキャバリエクーペを購入されたくらいの方ですからね。そこら辺の凝り固まった保守的な方とは違う、ということはよくわかります。
 最後にみんなで集合写真を撮って、オフ会の前夜祭も終わりです。
 赤い1番さん夫妻にお礼を言って、車に乗り込みます。途中まで先導していただけるとのことで、2号線のバイパスでお別れとなりました。

 一方、会場に向かう3台は、一応、現地集合ということで、バラバラに行動することにしていたんですが、所詮、向かう場所も時間も同じなわけですから、しばらく連なって走っていました。
 LD-9さんは朝食、僕は給油、と寄り道の予定があったんで、先頭のLD-9さんが途中にあるマクドナルドの駐車場へ入ったところで、僕はそのまま直進しました。
 10時頃、赤い尻尾さんから電話があり、集合場所で待っているのに誰もいない、とのことだったんです。僕も、まさか「まだ福山市内です」とも言えず、遅れないように行きますから待っててください、と電話を切りました。それでも高速を使わないあたりは我ながらすごいと思いますけどね。
 スタンドくらいどこにでもあるだろう、と思って走らせていたら、福山の市街地を抜けてしまい、バイパスに入っちゃったんです。ここまで来てしまうと西瀬戸自動車道(しまなみ海道)まで、スタンドは無いはずですから、バイパスを降り、2号線で探しました。
 で、給油と軽く洗車をしてもらい、集合場所を目指します。
 再びバイパスに戻り、まもなくしまなみ海道への分岐というところで、LD-9さんに電話を入れてみたんです。給油中に追い越されたのかと思ったんですが、まだ、後ろとのこと。時間にして15分ほど後方というところでしょうか。

 西瀬戸尾道インターから西瀬戸自動車道に入り、新尾道大橋を渡ります。明るい時間に走るのは初めてで、結構感動です。向島から因島へと渡る因島大橋もはじめて渡るような錯覚を覚えました。もっとも、前回は、激しい渋滞で、この橋の上で10分以上滞在してたわけですから、印象が違うのも当然かもしれないですね。
 生口島に渡り、一旦一般道に降ります。節約のためではなく、高速道が無いためです。この区間と大島島内区間は工事中となっています。
 生口島の一般道を走っていると、前に黄色い車が走っているのが目に入りました。もしや、と思って目を凝らしてみると、間違い無しです。Jさんのイエローキャバです。
 しかしJさんとの間にゆっくりと走る観光バスが走っていて、間は広がる一方だったんですが、大三島へ渡る多々羅大橋の片側2車線区間を利用して一気に縮めると、なんとか、大三島の出口では一緒になることができました。
 というわけで、集合場所である多々羅しまなみ公園へ2台揃っての入場となりました。目の前には見覚えのあるキャバ、新顔のキャバが止まってました。


文責 Tsucchy

(終わり)

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