Special Edition
 〜ローダウンのすすめ・外観美を求めて〜



 17インチにインチアップしてからちょうど2ヶ月。
 それ以後、ずっと悩んでいたことがあったんです。そう、タイヤとボディーのクリアランスです。異様に隙間が開いて見えてましたからね。これを、もうちょっと何とかしたい、そう思ってたんです。
 これは、多くの方に共通の悩みでもあります。純正タイヤですらたっぷり開いて見えますから、インチアップして薄くなったタイヤと比較したら、ますます間が抜けて見えるんですね。
 タイヤ径を変えずに、これを解消するには、車体そのものを下げるしかないですから、今流行(?)のローダウンを決行するしかなかったんです。
 で、やってきました。ローダウン。RS-Rのダウンサス装着です。

1.外観の変化
 見事、とは言えないまでも、落ちてます。フェンダーまで何センチ、というデータを取り忘れたので、比較はしません(できません)。
 装着後、すぐに期待通りの落ち方が期待できるのではなく、馴染んだ頃に、完全に落ちるんだそうです。

リア フロント
ノーマル ダウン後 ノーマル ダウン後


2.居住性の変化
 操作性は後述するとして、純粋な乗り心地の変化から。
 悪化します。間違いなく。ただ、思ったよりも、というか、僕の場合、ほとんど変わらなかったんですね。ローダウン前よりも細かな高低差での振動が増えたかな、という感じで、高速走行時には、ほとんど変わらないです。
 ただ、変わったのがリアから聞こえる軋み音ですね。
 不等ピッチのバネを使うと、どうしても、間隔の狭い側が擦れるんですね。この、ギシッ、ギシッ、という音が、加減速のたびに聞こえるのが、気になります。
 一定速度の巡航になると音は止みますので(段差があると別ですが)、運転中常に気になるというわけではありません。
 カー用品店では、この鳴きを防止するためのゴム製カバーも販売されているようです。二周り分のセットで(これがサス1本分なのか、2本分なのか判らないんですが)1,000円程度で売ってました。着ければよかったかなと後悔してます。とはいえ、この有効性は確認が取れてないんで、各自でご判断ください。

3.操作性の変化
 これは、てき面です。カーブ通過時のロールはほぼ無くなりました。さすがに高速で半径の小さいカーブに突っ込めば、強度の遠心力からひずみを生じるでしょうが、そんな危ないことは確認してません。通常走行で山道を走っても、あぁ、違うな。と感じることが出来ます。もちろん、タイヤをインチアップしてるのでその影響も大きいんでしょうが、交差点でも安心して左折できます。いままで純正のタイヤで鳴いていたスピードでも、安定してますから、運転はしやすくなっていると思います(安全のため、十分減速してから左折しましょう)。
 運転席から見た目線が下がってしまうかなと思っていたんですが、そのあたりの心配は特に必要ないと思います。

4.あっと驚くどんでん返し
(行動記録の続き)
 十三峠から帰ってきて、「そう言えば、もと付いていた純正のサスはどこに行ったんだろう」と、トランクを開けたんです。そこで目にしたのは、なんと!

 あれ、「タナベのダウンサス」の空箱じゃん。げげ、ってことは、RS-Rじゃなくて、タナベのサスが入ってるの? このキャバリエ。
 しかも、パッケージ表面には「Super Hシリーズ−TGJ00H」との品番が打たれているし、間違いなく、Super Hシリーズのキャバリエ用ローダウンサスです。
 この時点で、今までの小さな疑問点が氷解していったんです。

なぜダウン量が少ないのか
 手元にタナベのカタログがないので詳細は忘れましたが、フロント・リアとも2センチ半ばのダウン量だったはずです。つまり、RS-Rほど落ちないんです。

なぜ乗り心地が悪くならないのか
 バネレートがTRD並、むしろ高いくらいで、場合によってはフワフワ感が残ってます。ガシッ、というのではないです。

なぜ安いのか
 定価が安いですからね。

 ははぁ、そういうことだったんですね。
 で、どうするか。もちろん、交換してもらうつもりです。RS-Rで注文したんですからね。
「同じようなもんですから」って言われても、同じじゃないです。

 というわけで、ダウンサスのインプレ、とりあえずは「タナベ」編。ということになっちゃいましたけど、ある意味、貴重な経験が出来たような気もしますし、万事OKでしょう。
 では、今度は「RS-R」編でお会いしましょう。



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