キャバリエ行動記録(2016年5月から6月まで)
6月18日(土) 走行距離 33km 総走行距離 2849km
普段の土曜日より幾分か早めに仕事を終えた彼女を迎えに職場の最寄駅まで走らせ、少しドライブ。
大阪の東方面に用事があって車を走らせた後、大阪市内に戻りがてら、四条畷市内のとある料理屋へと向かいました。
もっとも、本当に「向かった」だけで、中には入っていません。というのも、来月に法事が予定されていて、法要後に食事をする場所として、目星を付けていたんですね。で、ちょっと下見をしたかった、と。
その後は、帰宅途上にあるスーパーに寄って、買い物をして帰りました。
帰宅後は車には乗らず、歩いて外食へ。もちろん、飲むために(笑)
和食レストランの「かごの屋」で、しゃぶしゃぶ食べ放題。鍋の具材以外に、一品料理も食べ放題、ということで多少値は張りますが、お気に入りのメニューです。
メール会員になっていると乾杯用の最初の一杯(アルコール飲料含む)が無料になる、ってことで、ビールとハイボールをオーダー。
しゃぶしゃぶ用の肉はもちろんのこと、天ぷらや季節の料理を堪能して、満腹になりました。
まだまだ、食べ放題で「損をする」年齢ではないですからね(笑)
6月10日(金) 走行距離 368km 総走行距離 2211km6月 8日(水) 走行距離 16km 総走行距離 1843km
もともと、9月の連休に予定していたプランなんですが、その連休が、どうも社員旅行と重なりそうなんで「行けるときに行っちゃえ」とばかりに、普通の週末に出かけました。
仕事を終えた金曜日の夜8時前に自宅を出発。
間が悪いことに名神集中工事の最終日なんで(計画段階では、気付いてませんでした)、何らかの影響があるのかと不安になったんですが、走行時間に影響を受けそうなレベルのものは無さそうですね。
第二京阪から京滋バイパス、名神と走って多賀SAで夕食のために休憩。至って順調です。
9時を過ぎているので、レストランではなくフードコートで頂きます。「牛しぐれ煮丼と小うどん」と「ダブルメンチカツ定食」。滋賀と言えば近江牛。さすがにしぐれ煮もメンチカツも近江牛ではないでしょうが、お肉が食べたくなりました。。
食事の後、さらりと土産物コーナーをチェック。さすがに、ここでは買いませんけど(笑)
米原JCTを過ぎ、名神を名古屋方面へと走り続けます。走行車線は大型の長距離トラックが多く、追い越し車線は飛ばす車が多く、なかなか「程々の速さ」で走るのが難しいのですが、クルーズコントロールでストレスも無し。
名古屋の圏内に入って幾分か通行量も増えてきますが、渋滞になるほどのものではなく、快調なペースで走り続けます。
小牧JCTから中央道に入ります。走り始めから、ずっと夜なので、周りの雰囲気の変化はあまり感じないのですが、さすがに徐々に山岳地帯に近付いている様子は伺えます。
途中、恵那峡SAで小休止。なんとなく、名古屋で売っているお気に入りのお菓子をお土産で購入(笑)。恵那峡SAに立ち寄るのは、昼前後が多く夜間は初めてですね。こんなにガラガラのSAは初めてです。まぁ、この時間帯に走っている人って、仕事か、仕事からの帰りかが多いでしょうから、途中のエリアの土産には、関心は無いでしょうけど。。
長大な恵那山トンネルを抜け、長野県内に入っても快調に走ります。
正直なところ、仕事を終えた後に車を走らせるので、途中で眠気を感じるんじゃないかと不安に思っていたんですが、それもなく、気付けば岡谷JCTから長野道へ。
本日(といっても、既に日が変わってますが)、向かう先は松本市内なので、最後の休憩をみどり湖PAで取る予定にしていたんですが、体調も問題なく、あと一息なんで、そのまま走り続けました。
松本ICを降り、駅近くを通り抜けて、市街地のやや東エリアにあるホテルに到着したのが、ジャスト1時。途中2回の休憩(食事込み)で、ペース的にはさほど早くは無いですが、大阪から380km近く離れたところまで、仕事を終えた後に辿り着けたのは嬉しいですね。一晩明けて目が覚めれば信州からのスタートです。
6月11日(土) 走行距離 135km 総走行距離 2346km
松本で朝を迎え、朝食を取って9時過ぎに移動開始。早朝に大阪を出れば、9時の松本も無理ではないですが、ホテルのベッドでゆっくりと睡眠を取ってからの行動は、とても楽です。
今日の予定は、鹿教湯を通って上田へ。観光の後、夕方に白馬へ、という流れです。
浅間温泉のそばを通り、「洞」交差点から国道254号線へ。ここを走れば、上田まで1時間ほどです。
途中、有料道路となる三才山トンネルがありますが、その区間を含め、全線片側1車線ですから、遅い車がいれば、途端に数珠つなぎになります。登坂車線やゆずりレーンもほとんどなかったように思います。
東内からは、平井寺トンネル有料道路を走って上田市内へ。当初のプランでは有料道路を使わずに走る予定だったんですが、幾分か早くなりそうです。
とはいえ、松本の出発がやや遅くなってしまって、上田への到着が10時を過ぎたためか、期待していた無料の「上田城跡駐車場」は既に満車。代わりにと案内されたのは、有料か遠いかのどちらかと思いきや、意外にもすぐそばの無料駐車場でした。ありがたいことです。
まずは、信州上田大河ドラマ館。情報(知識)としては、ドラマやガイドブックで得られるものからの上乗せはあまりないのですが、やはり、撮影で使用していた衣装(甲冑含む)や小道具を目の当たりにすることができるのはいいですね。五感が刺激されます。
五感を刺激と言えば、これまでのドラマ館では見たことが無い「VR体験」は面白かったですね。VR(バーチャルリアリティ)は、いろいろな分野で既に実用化されていますが、一般に立ち入ることのできない撮影用セットの中を歩き回るような疑似体験が出来るのは面白いです。顔の角度を変えるとその方向の映像が見えるのはいいですね。実は、これに限らず、ゴーグルを使用してのVR体験は初めてなんです。ですから面白さも倍増です。2分弱で映像が切れる(終わる)んですが、常に何人もの待ちが出てました。
館内で写真撮影が可能なのは、真田信繁の赤備えの甲冑を含むコーナーひとつのみ。それ以外はいろいろな絡みで撮影できないのが残念です。
最後に関連グッズの販売コーナーがあるので、お土産を購入。とはいっても、グッズではなくお菓子ですけどね。
ドラマ館の後は、上田城跡を歩きます。櫓を有料で一般公開していたりと、前回訪れた時とは違った雰囲気だったんですが、あくまでも城跡なので公園を散策しているような感じです。
城跡を出て、駅の方に向かって少し歩くと上田高校があるんですが、ここが真田藩主居館跡。門構えがそのまま残っていて、現代の高校とは思えない雰囲気です。
さらに歩いて、飯島商店へ。みすゞ飴本舗の本店です。大正13年に建てられた天井の高い建物で、時代を感じさせます。
駅前で信繁公の像を見た後、上田城に戻って、昼食へ。車で10分とかからないところにある「草笛」という蕎麦屋。広い駐車場は車がいっぱいで、かなり待たされそうな感じなんですが、蕎麦ですからね。多少の待ちは覚悟でお店に入ります。店の中では、ガラス越しに、蕎麦打ちの実演をしていてそれを見ていると、30分ほどの待ち時間はあっという間に感じました。なかなかいいアイデアですよね。
オーダーした「くるみそば」は、このあたりでは有名らしく、そばつゆの味と、甘い胡桃味噌の味とが相俟って、絶妙な美味しさです。が、さらにここに山葵を加えることで、さらに美味しく感じました。蕎麦もコシがあって、量も多く、お店が混むのも頷けます。
ここからは車で20分程走らせ、真田の集落へ。
まずは、真田氏歴史館。8年ほど前にも一度訪れているのですが、この時は、大河ドラマ「風林火山」に影響されて来たので、真田信繁の祖父にあたる真田隆幸(演じたのは佐々木蔵之介さん)の方が関心が高かったんですが、もちろん今は信繁一色。特に今は、特別展として、大坂城の近くに築かれた真田丸がテーマでした。大阪の人間が上田に来て大阪の展示物を見るのもなんだかなぁ、って気もしますが。。
真田氏の盛衰の資料を眺めていて、改めて九度山の方にも行ってみたいな、と思いました。
歴史館を出て、すぐそばにある御屋敷公園へ。真田氏がこの真田の地に移ってから、上田城へ居を移すまで住んでいたところ、とのこと。現在は御屋敷皇大神社になっています。
車で数分、真田氏本城跡へ。駐車場から山道を登る覚悟をしていたんですが、さほどでもなく、山頂に到達。本丸跡です。自然の地形を生かした山城で、何となく春日山を思い出しました。
少し下に下りると、信繁ときりが丸太に腰かけて真田の村を見ていたシーンのロケ地があります。実際には、もちろん現在の真田(上田市)が見えるんですが、わずかながらに当時を馳せることも出来たように思います。
さらに車で数分、「ゆきむら夢工房」という観光案内所兼土産物店で、土産物を購入して、真田の観光も終わり。ここから白馬へと向かいます。
上田菅平インターから上信越道に入り、長野インターへ。八幡原史跡公園の横を通って長野市内を横断して、国道19号線を西へと走ります。途中、雨が降り出したんですが、これは天気予報通り。
白馬長野有料道路を通り、大町市の美麻に出てきます。朝ドラ「おひさま」のロケ地のすぐそばですが、今回は立ち寄らず白馬へと急ぎます。
白馬に近付くと、雨が上がっていて北アルプスの山々が、所々雲に隠れてはいるものの姿を見せてくれました。さきほどの雨からするとかなり予想外ですが、ひょっとするとこちらは降ってなかったのかもしれないですね。
白馬での宿は、お気に入りの旅館。むしろ、ここの予約が取れたので、この週末にやって来たとも言えます。
予定していた時刻よりも遅くなってしまったので、夕食の時間を遅らせて頂き、ゆっくりと温泉へ。白馬八方の温泉は非常にアルカリ性が強く美人の湯として知られています。
温泉もお気に入りの理由の一つですが、食事もいいんですよね。味も見た目も信州らしさで楽しませてくれます。北アルプスの麓の地酒を頂きながら、楽しい時間を過ごしました。
6月12日(日) 走行距離 470km 総走行距離 2816km
朝から温泉に入り、それから朝食を頂きます。和洋のバイキングで、信州ならではの野菜や、手作りジャムと焼き立てパン等、朝から満足です。
先月の別府もそうですが、今回の白馬も夕方に着いて、温泉宿に泊まって朝に出発します。何年か前には、「山歩きをしたい」とか言ってたように思いますが、それはまた別の機会に。
糸魚川へ向けて少し走ると、すぐに姫川にかかる白馬大橋があります。ここが、白馬でお気に入りの北アルプスのビュースポットです。もっとも、全く雲がかからず山々が綺麗に姿を見せるのは、シーズンにも依るんでしょうが、あまり頻繁には現れないようで、今日のように梅雨時期だと尚更ですよね。ただ、若干雲に隠れながらも全体像が見えるのはありがたいことです。6月に入っても雪を戴いた山々が、すぐそばに見えるのはいいですよね。
国道148号線を北へと走り、小谷村へ。
道の駅小谷に寄り道。数年前、糸魚川から白馬へと向かう途中で寄り道した記憶があるんですが、店内の様子がちょっと違っているようにも見えます。リニューアルしたのか、単なる記憶違いか。ここ最近、全国各地の道の駅に訪れているので印象が混ざってしまっているのかもしれませんね。
さらに北へと走れば新潟県に出るので、長野県のお土産を購入。地酒も買ってます。
並行する姫川の川幅がかなり大きくなって、糸魚川市内に到着。姫川を渡る北陸新幹線の橋梁を横目に、今度は西へと走ります。
右手に海を見ながらしばらく走ると、左手に山が迫ってきます。親不知です。ここの道の駅は、以前にも訪れたことがあるので今回は素通り。
さらに走って、新潟県も終わりに近づいたころ、市振に着きます。せっかくなんで、と、市振駅に寄ってみました。ここは、旧JR北陸本線のごく小さなローカルの駅なんですが、北陸新幹線が開通したことにより並行在来線として第三セクターの「えちごトキめき鉄道」に移管されました。もうひとつ興味があったのが、ここが新潟県内の富山県寄りの最後の駅、ということ。つまりは、市振駅が「あいの風とやま鉄道」との分岐駅になっているんです。
JR時代から建て替えられることも無く移管された古い駅舎前に車を停め、無人の駅に入ります。駅名表や、壁に貼られているポスターなどは全てえちごトキめき鉄道のもので、あいの風とやま鉄道の文字は見当たらないんですね。ホームに上がっても同じ。どうも、この市振駅はえちごトキめき鉄道の管理とされているようです。
列車を見たい気もしたんですが、どちらの方向のも30分以上待たないと来ないので、海の見えるホームをしばし歩いて駅を後にします。
数分走って道の駅越後市振の関へ。名前からして面白そうと思ったんですが、売店は「お土産も扱っているコンビニ」風で、近所のおばちゃんがビールを買いに来るような雰囲気(というか実際にいました)。
なので、少しだけお土産を買って、長居せずに出発。
西へ少し走ると、富山県への県境。最初のインター、朝日ICから北陸道に入りました。
左手遠くに見えていた高架橋が近付いてきて、大きな構造物が見えてきました。黒部宇奈月温泉駅です。そういえば、昨年3月に北陸新幹線が開業してから、北陸道のこの区間を車で走るのは初めてですね。とはいえ、北陸道を跨ぎ、右手奥へ線路が消えていく様子を眺めても、新幹線の車両は見えませんでした。タイミング次第ですからね。
タイミングと言えば、富山空港そばの「わき見注意」。この区間も、何度か通ってますが、飛行機を見たのは、一度きりです。
その富山空港を越えれば、すぐに呉羽PA。ここで昼食をとります。
レストランではなく、フードコートなんですが、「NORIOキッチン呉羽店」という名前が付いてます。
そこのオムライスが有名なんですね。もう一つ有名なのが、シュークリームなんですが、オムライスにシュークリームがセットになっているメニューがあったので、迷わずこれをオーダー。もう一つは、ホタルイカの松前漬け丼。
このオムライス。パーキングエリアの軽食としては上出来でしょうね。さすがに、とろふわ、とまではいかないですが、美味しかったです。ホタルイカの松前漬けの方も、丼のご飯と相性が良く、美味しかったですね。
呉羽を出た後は、尼御前SAや北鯖江PA、南条SAで小休止。尼御前では、北陸エリアに来た時には、買って帰ることの多いYUKIZURI(パティシエ辻口博啓氏プロデュース)の季節限定モノを購入。南条SAでは、帰宅後に食べる食材として、焼き鯖寿司等を購入。最後に寄り道したのが杉津PA。ここまで小まめに特産品などをチェックしてましたが、ここから先は、休憩なしで大阪まで帰ってきました。
さすがに米原から名神に入れば、車の量は結構増え、これまでの快調な走りと比べると頭を押さえられた感じはしますが、クルーズコントロールのおかげで面倒さは無し。瀬田を過ぎて京滋バイパスに入れば、後は快調ですね。
今回、出発二日前に満タンにして、途中給油なしで大阪へと戻ってきました。東大阪北インターを降りて、帰宅前に給油に立ち寄ったんですが、その間の走行距離が983.2km。給油量が38.66Lですから、25.43km/L。大半が高速(しかもクルーズコントロール多用の上、あまり燃費を意識しない運転)で、ほぼ全ての時間でエアコン(冷房)をつけてたので、上出来ではないでしょうか。20型プリウスで最も良かった時の燃費を超えてますからね。やはり、12年の技術革新は凄いと思います。
大阪から松本、上田、白馬と走り、日本海側を大阪まで走って、ガソリン代が4,486円。もちろん高速料金が別途かかりますが、燃費のいい車は、恐ろしく安く移動できる、ってことですよね。。
これからも、時間を作って長距離ドライブを楽しみたいと思います。
5月 3日(火) 走行距離 589km 総走行距離 985km5月 1日(日) 走行距離 23km 総走行距離 396km
連休狭間の出勤日を終え、3日の早朝、自宅を出ました。
4時半には出るつもりで頑張っていたんですが、気付けば5時。空もかなり明るくなってきています。
東大阪北インターから近畿道へと入り、吹田JCTからそのまま中国道へ。中国池田を越えると走る車も多くなってきますが、宝塚付近での渋滞は、早朝に出発したことが奏功して、停車するほどのものには巻き込まれず、神戸JCTを抜けることが出来ました。あと1時間遅ければ、大変な渋滞に巻き込まれたでしょうけどね。
それでも、予定していた休憩場所の加西サービスエリアに入れば満車で止められず、パーキングエリアだと大丈夫だろうと思って安富PAに入ろうとしたものの、ここも止めるスペースなし。さすがは三連休の初日ですね。
結局、揖保川PAで小休止を取り、後は、大佐SA、安佐SAと寄り道して、中国道を西へ西へと走ります。
途中、吉和SAあたりで雨が降り出してきましたが、これは予報通り。今回の旅行で西へ向かったのは、途中の数時間をやり過ごせば、雨に降られないという理由があるためです。逆の東に行けば、雨雲と共に移動になりますからね。
昼食場所と考えていた美東SAに立ち寄ったものの、食べたかったメニューが「上り車線側の店舗」ということに気付いて、先へと進めます。
雨は次第に強くなってきているんですが、あまり気にしていません。というのも、これから向かうのは「秋芳洞」だから。大雨が降ろうが、鍾乳洞の中は大丈夫です。
秋芳洞の駐車場に車を停め、鍾乳洞入口までの途中にあるレストランへと向かいます。
車から外へと出ると、雨ももちろんなんですが、風が強いんですね。で、傘を差して歩いていると、1分もしないうちに、突風にあおられて傘の骨が折れました。。
急いでレストランへと入ると、団体客向けのような、質素な部屋に通されます。個人客ばかりなんですが、かなりの人がいます。
頼んだのは、ごぼう麺と河童セット。ごぼう麺は、ごぼうを練り込んだうどんに、ささがきのごぼうがたくさん載った温かいうどんです。河童セットは、山口県で有名な瓦そば、ですね。瓦の上に蕎麦が載り、熱された瓦で程よく焦げ目が付いています。どちらも美味しかったですね。
秋芳洞は、全国的にも有名なんですが、意外にも訪れるのは初めてです。なんか、この1年間だけで、萩・岩国(錦帯橋)・下関・秋芳洞と、山口の訪問率が高いんですが、このうち下関以外はいずれも初です。
ですので、その地中に広がるスケールの大きさに驚きです。天井が非常に高いところもあるんですが、その上は地面なんですよね。なぜか、鉄筋コンクリート造りの構造物の中にいるのと同じくらいの安心感があります。数千年、数万年単位の歴史がある、ということなんでしょうかね。
滴り落ちる石灰分を含む水が、鍾乳石となる速度は、20年で1mmほどとのこと。人の寿命を考えるとなんとも悠久の世界です。
写真では見たことのあった百枚皿や黄金柱なども、実物を見渡し、見上げるとやはりスケールの違いを感じます。
黒谷案内所で折り返し、元来た道を引き返します。
見る角度によって違って見えたりするので、帰り道も楽しいものです。
が、楽しかったのもここまで。秋芳洞の入口まで戻れば、先ほどにも増して土砂降りです。
手元には、骨の折れた傘が1本。これを頼りに二人で駐車場まで戻ります。
車に戻れば、案の定、二人ともにずぶ濡れ。幸い、歩いていることもあって前から雨を受けているので、お尻はさほど濡れてないんですね。ですので、シートには座れます。
暖房をかけて体を冷やさないようにして出発。
途中、壇ノ浦PAで小休止の後、門司から北九州高速に入って、小倉へ。チャチャタウン小倉に入ります。ここのユニクロとABC MARTで、シャツやスラックス、スニーカーなんかを購入。一揃えなので、結構な額です。でも、ちゃぷちゃぷの靴を履き続ける気にはならないので、致し方なしですね。ホテルのドライヤーで、すぐに乾くかどうかも判りませんし。
モールを出て、給油を済ませてからホテルの駐車場へ。
新しい服に着替えてサッパリしたところで、外出です。
まずは、駅前にあるシロヤベーカリー。名前の通りパン屋です。1月に訪問した時は、昼だったので欲しいパンがあったんですが、さすがに閉店まで1時間を切ったタイミングでは、変わりダネはほとんど売り切れてました。明日の朝食と、今日のおやつ用にと考えていたんですが、仕方なく他のパン屋へと足を運びました。
食事は、小倉駅からは少し距離のある「今昔亭」へ。郷土料理のお店を探していたんですが、こちらは蕎麦屋。とはいえ、雰囲気的には居酒屋ですから、地酒や単品の惣菜を頼むのにも抵抗は全くないですね。いわしの「ぬか煮」が食べたかったんですが、煮たのは売り切れ。焼いたのならある、とのこと。こちらも十分に美味しかったです。
締めはやっぱり、お蕎麦。これで、堪能はしたんですが。。
福岡に来たらとんこつラーメンを食べておかないと、と。ネットでホテル近くのラーメン屋を探して訪問。頼んだのはラーメンとチャーシューメン。チャーシューの方は、周りのお客さんもビックリするくらいのチャーシューの量でした(笑)
5月 4日(水) 走行距離 155km 総走行距離 1140km
ホテルをチェックアウトして駐車場を出ようとしたら、停めた時に案内された金額の倍近い額を請求され、ちょっと不機嫌に。引返して時間を取られるのも癪なので、先に進みます。
足立入口から北九州高速に入り、小倉東から九州道へ。北九州ジャンクションから東九州道を走ります。
九州道は、門司から鹿児島までが全通したのが遥か昔の1995年ですが、こちらの東九州道は小倉から宮崎までが全通したのが、つい最近4月24日のこと。しかも、末端部分ではなく、福岡県内の椎田南IC〜豊前ICという首元の部分が未開通のままだったんですね。
朝イチで目指すのは、中津城。もちろん大分県の中津市にあるんですが、降りるインターは中津ではなく福岡県の豊前。ナビではそう案内されています。
ちなみに、開通したばかりの区間も、既に純正ナビには反映されています。これが、T-Connectの良さでもあります。
豊前から一般道を走り、大分県に入ります。マイカーでは初めての大分県です。というか、福岡県も初めてでしたね。。
中津城の隣にある中津神社手前の駐車場に車を停め、歩きます。境内には小規模ながら藤棚がきれいな花を咲かせてました。
中津城は意外にも盛況です。いや、もっと閑散としているのかと思ってたんですね。入城するのにチケットを求める客で長い列が出来ています。一昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」での人気がまだ続いているのか、そもそも大阪の人間が考える以上に中津城は有名な観光スポットなのか。。
城の歴史としては、黒田官兵衛が治めていた時期は、短いんですよね。会津の上杉景勝時代のような感じでしょうか。それでも、官兵衛で名が広められた城でもあるので、記念撮影用に官兵衛の兜が置いてあったので、迷わず被りました(笑)
城の中は資料室となっていますが、資料としては、黒田時代のものは少ないですね。もっとも400年以上も前の話ですから、江戸時代の城主に関するものが多いのも仕方ないでしょうね。
一旦城を出て、堀沿いに城の周りを一周します。石垣には、黒田時代に築かれたものも残っているということで、見てみたかったんです。「ここが黒田時代のもの」と判るパンフレットを見ながら歩いているので「あぁそうか」と判るものの、単に歩いているだけでは気付かないでしょうね。歴史に触れ、学べたような感じがします。
城を後にして、中津の街なかを歩いて合元寺へ。ここは、黒田氏が入城するまでこの地を治めていた宇都宮氏の残党を、統治のために黒田長政が惨殺した舞台で、塀の血がぬぐってもぬぐっても浮き出てくるために赤く塗られたという曰くつきのお寺。なぜか観光客は中国系の人しかおらず、妙な感じです。中に入るのもためらわれたので、赤い塀だけ見て戻りました。
車に戻って昼食へ。「中津からあげ」は外せないですからね。からあげ屋チキンハウス 中津本店へ。しっかりと味が付いたからあげ、美味しかったです。
ここからは、豊後高田へ。昭和30年代の風情が残る商店街で有名な場所です。
大きな倉庫を改装して作られた「昭和ロマン蔵」という展示施設もあるんですが、昭和30年代の懐かしいモノを見て感慨に耽りたいわけではなく、昭和30年代の建物という歴史的価値に触れたいので、展示施設には入らず、町を歩きます。懐かしい(といっても、まだ産まれては無いんですが)昭和の雰囲気を味わえますね。さすがに売っているものは平成の商品で現在の価格ですが、店先に瓶のコーラの自販機があったり、昔よく見た駄菓子屋の店構えがあったりと、ぶらぶらと歩くだけでも楽しいものです。
そんな中を、ボンネットバスが走ります。これも、観光客のためのサービスで、毎時1回、15分程で街中をくるりと1周するのだとか。
さすがに、映画のセットのように、全ての建物が往時のままという訳ではなく、ところどころに真新しい建物もあるんですが、程よく調和していて、全体に馴染んでます。
ぶらぶらした後、豊後高田のバスターミナルへ。ここは、かつて宇佐との間に電車が走っており、バスターミナルも駅構内のはず。終端駅の雰囲気を醸し出していますが、そのまま残ってるんですかね。情報が無くて、そのあたりは不確かです。
最後に、展示施設で瓶コーラを飲んで豊後高田を後にします。
向かった先は宇佐神宮。ここは、思っていたよりも広大な敷地ですね。伊勢神宮を思わせるものがあります。
御祭神は、八幡大神・比売大神・神功皇后なんですが、参拝の仕方も二拝四拍手一拝と、出雲系ですね。
内宮・外宮と参拝。静寂な境内を歩くだけでも心が洗われる気がします。
参拝の後は、参道沿いのお店でソフトクリームを食べたり、お土産を買ったり。
院内インターから高速に入って、別府湾SAで小休止。名前の通り、別府湾が一望できる展望スペースがあり、いいところです。
ここから別府の市内はすぐ。高台にあるインターチェンジから海近くのホテルに向かう途中で、湯煙が立ち上る市内の様子を見ると、温泉街に来たんだなと実感が沸きます。
ホテルにチェックインし、別府の温泉につかります。街中に建つホテルなんで、露天風呂も遠景を望めないのが残念なところですが、手足を伸ばすと、非常に気持ちいいです。
温泉の後はディナー。大分の食が楽しめるバイキングです。大分名物の「とり天」や「りゅうきゅう」など、気になっていた郷土料理を少しずつですが味わえたので満足です。普段は旅先では地酒(日本酒)を頂くのが普通なのですが、九州では焼酎ですね。熊八伝説という麦焼酎を頂きました。
入った時間が遅かったので、バイキングの終了時間まで食べ続けてたんですが、最後まで料理は補充してもらえましたし、サービスは良好でした。
ホテル内に縁日コーナーがあったり、別府の土産が買える売店があったり、ほろ酔い気分で館内の散策を楽しみました。
5月 5日(木) 走行距離 441km 総走行距離 1581km
朝から温泉に入り、和洋の朝食バイキングを楽しみ、9時前には出発。
というのも、9時45分に別府を出るフェリーに乗るからなんです。結局のところ、別府には夕方に着いて、朝には出立してしまうので温泉宿に泊まりに来ただけ、ですが、目的は温泉ですからね。これで十分です。別府名物の地獄めぐりは11年前の2005年に訪れてます。あ、そういえば、このときもプリウス納車の翌月でしたね。もっとも、そのときはレンタカーでしたけど。
ホテルから数分で到着した別府港の宇和島運輸フェリーで乗船手続き。予約をしておいたので問題無いのですが、結構な車が乗船待ちをしています。
大分県内を走っていた時にすれ違った車はほとんどが九州内のナンバーですが、乗船待ちの車は半分以上が本州・四国のナンバー。さすがですね。
誘導されて船内に入り、車両甲板から客室へ。2等の客室でカーペット敷きの区画に座りました。
別府から八幡浜までは、3時間弱。先日乗った新潟〜佐渡と同じような時間です。
出航を船内の客室から見届けると、しばらくは右手に大分の街並みが遠望できます。
豊後水道を東へと進み、左舷に陸地が見えてきます。四国の三崎半島ですね。
船内を散策します。デッキに出てみると、空は心地よく晴れていて、左手には綺麗に半島が見えます。高台の上にはたくさんの巨大なプロペラが並んでいます。風力発電なんでしょうね。
デッキから戻り、案内所へ。ディスプレイには航路が表示されています。これ、最近の船の共通アプリなんですかね。津軽海峡フェリー、阪九フェリーでも同じ画面デザインでした。それはともかく、カーナビ風に航路と現在位置が表示されるのは判りやすくていいですよね。
客室に戻り、右手にも八幡浜の街が見え始めるころ、船内放送があり車両甲板への移動を開始します。車でなければもうちょっと客室でゆっくりできるんでしょうが、車の場合は、出遅れると後続の車に迷惑がかかりますからね。
船の前方にある巨大なハッチが開き、前の車から順次下船を開始。愛媛県に上陸です。
何となく、前の20型プリウスでも愛媛に来ていたような気がしてたんですが、愛媛をマイカーで走ったのはキャバリエの時でしたね。それ以降は、愛媛をドライブしたのはレンタカーでのみ。プリウスでは香川県・徳島県止まりでした。
ここからは大洲へ。上陸早々ですが、昼ご飯です。フェリーに乗る以外何もしてないのでさほどお腹も空いていないんですが(しかも、朝はバイキングでしたし)、訪れたいお店があるんです。愛媛県のこのエリアで食されている鯛めし。美味しそうなんで、ぜひ頂きたい、と。
ところが、大洲の中心街に車を走らせると観光客が多数いて、その目的のお店に着いたら駐車場は満車。お店の入口には、外まで待っている人が並んでいます。ぽつりぽつりと人が出てくるんですが、食事を終えた人なのか、諦めて出てくる人なのかも定かでなく、聞きに行ってもらったら、かなりの待ち時間のよう。ここで1時間近く待つのは想定外なので、今回は諦めます。
バイパスから松山道へと入り、伊予灘SAへ。ここで何か郷土料理的なものがあれば昼食にしようと考えたんですが、フードコートは非常に狭く、席を押さえている人がいる一方で先に食券を買って欲しいと誘導する係員がいたりと、真面目に振る舞ったら座って食べれないじゃん、と、ちょっとイラッとして、ここで食べるのはやめに。基本的にズルいことはしたくないですからね。
愛媛のお土産を買うだけにしました。
ただ、展望スペースは良かったですね。別府湾SAと同じように、名前の通り伊予灘が良く見えます。瀬戸内に、点々と島が浮かぶ眺めはいいですね。
松山道を東へと進め、いよ小松JCTから今治方面へ。今治湯ノ浦で降りて、若干引返す形で道の駅今治湯ノ浦温泉へと入りました。
時間も時間なので、ありきたりの食堂でもここで食事をしよう、と考えてたんですが、期待以上のメニューがありました。さっそく、「海峡めし」と「海鮮釜めし」をオーダー。
海峡めしの方は、新鮮な鯛の切り身と、バランスのとれた出汁とが相俟って、絶妙な味になってます。ここまで我慢した甲斐がありました。海鮮釜めしの方も、ほどよいおこげも出来ていて、絶妙でした。
売店では、この出汁が小売されていて、迷わず購入。ただ、あまり日持ちがしないので、多くは買えなかったのが残念です。
ここから少し北上して、かねてから行きたかった「さいさいきて屋」へ。分類上は道の駅ではなく、単なるJAの直売所のようなんですが、道の駅のような雰囲気です。
この中に入っている喫茶コーナーに人気があって、ぜひ訪れたかったんです。
名前は「SAI SAI Cafe」。行ってみると、店舗内に長蛇の列です。既に閉店時間まで1時間を切っているはずなので、喫茶コーナーが空くかどうか判らない、とのこと。で、持ち帰り用でパッケージングをお願いしました。とはいえ、車で食べるのではなく、休憩コーナーにテーブルと椅子が用意してあるので、そちらで頂きます。
いちごタルトといちごマウンテン。季節的にはイチゴはそろそろ終わりでしょうが、とても美味しかったです。季節のフルーツを活かしたケーキで有名なお店なので、時期をずらせて、また訪れたいですね。
JAの直売所で、地元のお菓子などお土産を購入して帰途に着きます。
ここからは、いよ小松JCTまで引き換えし、松山道を東へ。川之江JCTから、高知道を高知方面に走るのでなんだか妙な感じですが、川之江東JCTから徳島道に入ります。
途中の吉野川SAで小休止。当初、ここで夕食を、と考えていたんですが、昼が遅かったのと、その後のケーキでまだ早いなと。
この徳島道は、ほぼ全区間で片側1車線なんで、かつてはあまり好きではない道の一つだったんですが、プリウスのクルーズコントロールは恐ろしく便利で、前を走る車が速度を落としてもきちんと一定間隔を開けて追従するので、嫌な感じは全くなくなりましたね。昔は、それが嫌で2車線区間が来たら、迷わず前の遅い車を追い抜いてましたけど(笑)
今回初めて、徳島からそのまま走り続けて、鳴門へ。ようやくつながりましたからね。鳴門からは神戸淡路鳴門道を走り、大鳴門橋を渡って、淡路島南PAで小休止。展望フロアで橋を眺めたり、フードコートで夕食をとったり。まるごとの玉ねぎが入った「玉葱丸ごとカレー」が、食感も良く美味しかったです。
暗闇の島内を走り続け、淡路SAで最後の休憩。既に時刻は21時を過ぎていますが、明石大橋を越えた後の垂水付近の渋滞は相変わらず続いているよう。とはいえ、解消までは待てないので、移動開始。
案の定、橋を越えたトンネル内で渋滞に捕まりました。完全に停車を含む渋滞なので、クルーズコントロールでも全くの自動走行とはならなかったんですが(走行開始時にアクセルを軽く踏むだけ)、気分的には非常に楽でした。
垂水からは第二神明、阪神高速神戸線と走り、摩耶から湾岸線へと乗り継ぐ定番ルートで帰宅しました。
2泊3日で1,200km弱と、多少強行軍ではありましたが、全車速追従型クルーズコントロールがここまで長距離ドライブを楽にするのか、というのがよく判ったドライブとなりました。
これなら、長距離でも気軽に車で行けそうですね。